御挨拶
この度ASSS 2014をお世話させていただくこととなりました、大分整形外科病院整形外科の大田秀樹です。
今回は平成25年2月8日(土曜日)にARK HILS CLUBのthe club room(アーク森ビル37階)にて開催します。
この会は診療科を問わず真摯に脊椎脊髄疾患に立ち向かおうという趣旨のもとに始まったと理解していますが、会の特徴の一つに、正直さ、斬新さが挙げられると思います。頑張ってやってみたけれどうまく行かなかった、あるいは独自の方法でやってみたら意外と良かったなど、形式ばった学会では報告できないような発表を期待しています。結果が悪ければ自己保身に走り発表を控えたりしがちですが、失敗から学ぶことの方が多いのが現実です。また、壁を打ち破るためには、これまでにない新たな方法、創意工夫が大切です。「そんなことをしてけしからん」などと大上段から構える先生はこの会にはいません。どんどん自分の考え方、術式をアピールしてください。また、講師として榛名荘群馬脊椎脊髄病センター センター長の清水敬親先生、前旭川医大整形外科教授の竹光義治先生、大阪市立大学脳神経外科講師の高見俊宏先生を予定しております。清水先生は上位頸椎の手術、神経徴候、竹光先生は後彎症などの脊柱変形、高見先生は脊髄髄内腫瘍の手術療法に特に大変造詣が深く、有意義なお話が聞けるものと思います。このお三人からも貴重なご助言が頂けるものと思いますので、上位頸椎、脊柱変形、脊髄腫瘍に対する演題も歓迎します。
私が考えている今回のテーマは、
1)術後合併症およびその対策
2)新しい試みと工夫
3)上位頸椎に対する手術法
4)脊柱変形(側弯、後彎)に対する手術療法
5)脊髄髄内腫瘍の手術療法
以上です。それ以外でも脊椎脊髄領域であれば構いませんので、保存療法、手術療法に関わらず、どしどし応募してください。
会の後は、同会場にて親睦会「Royal Surgeon Meeting」を行います。活発なご討議と情報交換にて親睦を深めて頂けたら幸いです。
2020年、東京オリンピックの開催も決定し、活気づきつつある日本でありますが、それに負けないようなに元気で実りのある会にしたいと思います。例年この会期は寒い時節となりますが、2月の東京で皆様にお会いできることを楽しみにしております。
第9回ASSS (ASSS 2014) 会長
医療法人一信会 大分整形外科病院 院長 大田秀樹
|