■キャラクターモデルの拡張
個々のエディタの内容に関しては別の機会にするとして、今回、最も気になっていたキャラクターモデルの拡張性について調べてみた。
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No |
解 説
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情報源 |
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iCloneで扱えるキャラクターモデルは、髪、顔、上部ボディ、下部ボディ、靴の5つから構成され、各部は交換ができ、顔以外は新たに作ったり既存のモデル形状を編集できる。
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ダウンロード資料
RLGuide_Characters.pdf
下記のURLからログイン後、ダウンロードできます。
→こちら |
iClone上のキャラクターに対して、その体型は次の6種類のプロポーションに変更できる。
平均的、ストロング(頑強)、ふくよか、スリム、漫画調(頭が大きい)、ミニチュア |
構造上、標準と非標準の2種類があり、標準はiCloneのルールに従って新規に作ったものか、イリュージョン社のサイトから提供される標準テンプレートを使って編集したものをさす。 |
iCloneのルールに添っている標準モデルであれば、髪の毛、頭、ボディ、手、足、アクセサリーの取替えと色調整、各サイズのスライド調整等の沢山の機能が利用できる。 |
iCloneのルールに従って作られていないモデルは非標準となる。 |
iCloneのパレットには双方が表示される。 |
A |
iClone標準添付のキャラクターを更にユーザ独自の体型形状にしたいというニーズにも対応することができる。
この標準モデルは、頭、上部ボディ、下部ボディ、足の4つに分割できるテンプレート形状となっており、 iCloneのルールで使える沢山の機能をそのまま利用するには、テンプレート形状の分割接合部の頂点数を変えない条件で変更をする必要がある。
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ダウンロード資料
RLGuide_Characters.pd |
B |
この作業を実際に行なうにはAutodesk社の市販3Dツール3dsmaxが必要であり、Illusion社のサイト上に公開されている3dsmax対応の3D形状テンプレートをダウンロードし、max上で形状の変更を行なう。
このテンプレートには成人男女のキャラクタモデル他、数種類が用意されている。
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C |
このテンプレートをダウンロードするためにはiCloneStandardまたは、Studioの何れかを先に購入してCCD:Certified Content Developer(公認のコンテンツ開発者)の資格を得る必要がある。 |
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D |
また、3dsmax上に標準キャラクターの形状を読み込むためには専用のプラグインが必要で、次の2種類が公開されている。
・ベーシック CCDであれば15日限定のプラグインを使用できる。
・プレミアCCDであれば無期限のプラグインを無償でダウンロードできる。 |
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E |
3dsmaxにプラグインをインストールすると、ファイルの書き出し時にiClone VSN (*.VSN)が選択できるようになる。
maxにインポートし、iCloneキャラクターに変形を加えたキャラクター形状は、専用フォーマットでiClone Studioにエクスポートする。
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ライセンス版のみ
( 体験版では*.VSNファイルを読み込めない) |
F |
標準テンプレートに内臓されているアニメーション用のボーンはiClone独自のもので、maxやCharacter Studioとは互換性が無い仕様となっている。 |
ダウンロード資料
RLGuide_Characters.pd |
G |
標準テンプレートによる編集方法についてのチュートリアルが公開されている。
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H |
既にユーザーが所有しているキャラクターなどは非標準モデル扱い。
非標準モデルでもmax上でiCloneの独自ボーンを組み込み、iCloneにexportすることでアニメーションはできるが、パーツの入替えなどはできない。 |
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I |
関連ツール、追加コンテンツ、チュートリアル、プラグイン、コミュニティー、コンテンツ開発者、コンテンツの販売方法など、必要情報が整理されて網羅されており、ユーザのニーズに細かく対応している。 |
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H |
CCD:Certified Content Developer(公認のコンテンツ開発者)の申請方法
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I |
CCDとして創作したカスタムコンテンツはリアルジョン社のオンラインストアを通して有料配布できる道が用意されている。 そのカテゴリーは、キャラクター、テクスチャー、アクセサリー、3Dシーン、小道具(動画有り)、ポーズとモーション。 |
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