信州の生んだ彫刻家、大和作内が農業のかたわら木彫を始めたのは30歳を過ぎてからでした。
65歳でパリに渡り、世界中の芸術家の登竜門であるアカデミージュリアンに入学。帰国後、近代彫刻の第一人者、武井直也先生から塑造の技法を習得しました。
60年間に渡り精力的な制作活動を続け、文鎮や本立てといった手工芸品から子供、裸婦、名士の胸像、力士や仏像、屋外設置のモニュメントに至るまで膨大な作品を残しております。
どの作品も立体造形の中に生き生きとした生命感が満ち溢れ、作者の気迫が伝わってまいります。
永い制作生活をつつがなく過ごすことができたのは美術を愛好される皆様のご支援とご指導の賜物です。
このサイトは、デジタルの世界、インターネットの中で、往年の大和作内を偲びつつ、その偉大な足跡を振り返り、作品をいつでも鑑賞できるように、親族の中で少しずつ整理しながら仕上げているメモリアルサイトです。 |