山スキー記録・2011.5.21(土)〜22(<FONT color=#FF0000>日</FONT>)針ノ木沢・今年も悪雪の大滑降 ◆ブラウザの「戻る」で戻って下さい。 ◇速報版:詳細は追って

平成23(2011)年5月21日(土)〜22日()
針ノ木沢・今年も悪雪の大滑降

山スキーの記録
5月21日(土)/晴・暖
 今年も恒例の5月連休の山スキーだが、春休みの海外建築視察中にホテル浴室で大転倒し、尻の骨(仙骨下部)を損傷し、連休はまだ骨がと痛んだためスキーは断念、その後の自転車登坂レースも断念、しかしもう大丈夫と言うことにして、山スキーは日程を遅らせて実施した。参加は仙台のSr隊員と、前々から参加希望で今年やっと参加が実現したOg隊員で、3名パーティー。
 今回の行き先は針ノ木雪渓。ここは(蓮華大沢も入れると)既に9回滑っており、昨年も行っている。今年も例に倣って昼過ぎに新宿を発つつもりだったが、日曜日は雨の予報なので、急遽早朝の列車で出た。
 早朝に家人の車で目黒へ。新宿からは07:30発あずさ3号で、この1本だけは大糸線直通。千葉始発なので席はばらばらにしか座れなかったが、これも例年通り甲府でがらがらに空いてしまう。明日は雨だから、天気の良い今日のうちに行ける所まで登って滑っておくべく、大町駅で蕎麦を食べたらすぐバスで扇沢へ。荷物を置いて、遊歩道を雪渓へ向かう。
 すれ違う下山者に様子を聞くと、口を揃えたように「今年はデブリが異常に多く、とても楽しめる状況ではない」と言う。たしかに雪渓へ出ると、ものすごいデブリ(雪崩の跡)で、しばらくはとてもスキーを引いて歩くような状況ではない。大沢出会でもデブリを乗り越えるのに気を取られ、大沢を見上げるのを忘れたぐらい。
 それでも大沢小屋をすぎてしばらく行ったあたりからは、雪面の凹凸も若干ましになったので、いつものようにスキーを紐で引いて歩く。
 こんな雪では下りにもてこずりそうだから、帰りのバスの時間には余裕を見て滑降を始める。右岸の片斜面をただただ延々と斜滑降と横滑りで下るのみだが、山スキー歴44年で悪雪や薮漕ぎなどを何度も経験している小生にとっては、下山者がオーバーに言うほど大変でもなかった。
5月22日()/雨
 早朝に目覚めたら、まだ東の空は晴れているが、山の方は真っ黒な雲に覆われており、雨になること必至の様相である。始発の扇沢行きのバスは我々3人だけの貸し切り。扇沢から雪までは30分とかからないと分かったので、今日はスキー靴で歩いてしまおう。
 昨日の偵察のおかげで、歩きにくい登りもわりあい気楽に歩ける。大沢小屋のちょっと先で雪上訓練曽している数名以外には、全く人影なし。つまり、針ノ木雪渓が我々3人だけの貸し切り状態。何と贅沢な山スキーだろう。だいぶ行ってデブリが無くなってからスキーを引く
 大斜面の滑降なしで引き返したのではスキー的にはつまらない。昨日も「上の方は快適ですよ」と言う人もいたのだから、せめて峠近くまでは登りたい。雨で何度かめげそうになったが、何とか騙し騙し登って行くと、デブリも減ってそこそこ快適そうな斜面になって来た。昨日「楽しくない」と言った人達は、ここまで来なかったのだろう。
 雨も本降りで寒くなったから峠まで行くのは断念し、峠手前の最後のダケカンバあたりで弁当を食べたら滑降である。視界も悪く、雨でずぶぬれだが、やはり大斜面のスキーは楽しいったらない。
 カメラを託して自分の滑降の様子を撮って貰う。ノドから上の斜面はまずまず快適、その下部もかなりの所まで快適にターンしながら下る。
 そのうち、デブリ地帯に入ってしまうと、あとは悪戦苦闘、大きな凹凸を乗り越え、狭いシュプールを辿って斜滑降が続く。たった一日で雪がぐっと減っており、昨日は埋まっていた枝が起き上がっていたりして同じコースが滑れない。枝に激突したりスキーを引っ掛けたりズルっと滑って転倒したりと、久しぶりの薮スキーに悩まされる。朝みかけた雪上訓練グループもすでにおらず、ついに今日の針ノ木雪渓は我々だけの貸し切りだった。
 脚が疲れてきてへっぴり腰になると、転ばなくても良いような箇所でも転んでしまう。滑降最後の急斜面で回り損ねてエッジを引っ掛け、頭から滑落してしまった。泥だらけの雪面をずるずると滑りながらも、頭は持ち上げて落石に当たらぬように注意しているあたりは、我ながらベテラン山スキーヤー。止まって立上がったら滑った跡が延々、おお破廉恥。
 予定より早く下山できたので、扇沢でゆっくりする。下着までびっしょり濡れたから取っておきの下着に着替えたり、荷造りしたり、宅急便で送る隊員はその手配をしたりしてから、ビールとお焼きで腹拵え。またバスで大町へ戻る。駅前に発見した酒屋がまたなかなか良い酒を置いており、何種類も試飲させてもらって、電車に乗る(酒盛りが始まる)前に出来上がってしまった(笑)
 かくして、今年も何とか山スキー歴を途絶やさずに済んだ。異例とも言うべきデブリに悩まされ、コクありすぎのスキーだったが、それでも何とか滑降を楽しむことはできた。雨天で寒かったが、大スケールの自然の中で贅沢に遊んで来たことには変わりはなく、我ながら良い趣味を続けていると満足である。それも、仲間がいてこそ実現したのだから、付きあってくれた新人O隊員・ベテランS隊員には深く感謝する次第である。
 ◇費用メモ 交通費:\18660、宿:\7700、コインロッカー:\600、飲食:\8300

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