日程:1974.6.15(土)〜16(日)
参加者:NABE、Hら、F井、K弟
コース:新宿→大町→(taxi)→扇沢(泊)→針ノ木峠→針ノ木岳頂上→扇沢→(bus)→大町→新宿
1974.6.15(土)晴だっけ?
11日から梅雨連に入ったが、中休み状態。だから今回も針ノ木雪渓へ向かう。昨日は大学は記念日で休みだったが、自分だけ休みでも仲間はそうじゃないから、やはり土日で行く。いつものY先生は今回は参加できないが、新宿のホームまで見送りに来てコニャック小瓶を差し入れてくれた。
14時発のあずさ6号、混んでるから3人分の席に4人で座った。大町からはタクシーで扇沢まで25分。くろよん観光(株)・扇沢ロッジ(国民宿舎だっけ)は、もとは黒四建設用の宿舎だった木造の建物(中庭を囲んで、まるで学校みたい)だが、新館のホテルがだんだん出来てきて、旧館は縮小され、いずれ無くなるだろう。畳敷きの集会室で黒四建設記録の16mm映画を上映するから、当然見る。雨降りだらけのひどいフィルムだったが、40分間けっこう面白かった。板の間の集会室にはピンポン台があるから、かなり本気で卓球をやってしまった。F嬢は運動神経のかたまりみたいな女性で、卓球でも歯が立たない。
1974.6.16(日)快晴
嘘のような快晴。朝食は06:30に出してもらって、07:20にロッジを出る。09:05大沢小屋、ここから雪渓のぼりだが、元気な筈のF嬢は、昨夜は(この陰気な古びた木造建物でしかも女性部屋で1人だったせいか)おばけが出そうで良く眠れなかったとかで、ばて気味。途中で食事、10:30〜11:15とちょっと長目に休む。12:05に峠に着いた。
疲れたF嬢を峠に休ませて、頂上まで往復する。アイゼンを持っていたがF嬢に貸していた。そのままアイゼンなしで頂上へ行ったら、この時は雪が多かったのか、トラバース続きでやたら怖かった、と日記に書いてある。針ノ木にはその後も行ったが、ここの稜線が怖かった記憶は無い(ただし、その後1987年にマヤクボから頂上へ登った時は怖かった)。しかし頂上からの360゜の眺望は、好天もあって実に良かった。峠から頂上往復80分。
さて滑降。石ころやデブリの凹凸があって、結構すべりにくく、不覚にも何度も転倒した。だいぶ人がたくさん滑っているが、踏みならされて凹凸が削れた箇所は滑りやすい。山で人が滑った跡の方が滑りやすいというのは、ちょっといつもと調子が違う。石ころを蹴飛ばして滑るから、スキーのソールは傷だらけ。それでも実質25分で大沢小屋着。
まだバスの時間まで余裕、と思ってのんびりしてたら、実は小生のポカで、扇沢までの歩きを時間の見積に入れていなかった。山道を駆け足で下って、扇沢でちょうどバスに間に合った。ビールを買う暇がなかったし、水筒はもう空。仕方なく、扇沢駅にデポしてあった荷物からY先生差し入れのコニャックの残りを取り出し、からからに乾いた喉を一口潤す。この感覚は、おそらく西部劇で馬を飛ばしてきたカウボーイがバアでバーボンをストレートできゅっと引っ掛けるのと同じ感覚だろう。とにかくコニャックの香りが体中に染み亘る(バス中に広がる)。
ひどく日焼けした。F嬢は日焼け予防にオロナイン軟膏が効くと、塗り分け実験までして見せてくれた(笑)。
●メモ:
費用:交通費 新宿・大町片道1220、特急1200/松本からは800
扇沢ロッジ宿泊(4人合計)7000(浴衣・暖房こみ)