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浅草岳・日焼けスキー
日時:1980(昭和55)年5月3日(土)〜4日(日)
参加者:NABE・Y本・M留・S方
コース:上野→小出→大白川→五味沢→ヤドリギ尾根→五味沢(泊)/→浅草岳→五味沢→大白川→帰

1980.5.3(土)
 今回は只見線沿線の浅草岳へ。以前行った守門岳の隣に位置する、なかなか良い形の山である。参加者はいつものY先生、後輩のM留君、その友人のS方嬢(もうじき結婚すると言うが相手はM留君ではないのは意外と言うかもったいない)
 急行「よねやま」上野08:53発は、いつも利用していた「とき1号」より2時間も遅いから、朝が楽。しかもM留君が1時間間違えて早く行っていたから、悠々座れた。12:14小出、ここから只見線に乗り換え12:17発。このあたりから既に残雪が多い。この冬が多雪だった訳ではなく、3月が寒かった所為で残雪がいつもより多いそうだ。
 13:04大白川着。今日・明日(予定だった)の宿・「音松荘」のマイクロバスを見掛けたので、次の便で送ってもらうように頼んでから、駅前で山菜飯とビールの食事。
 五味沢(ごみぞう)の宿に着くと、何とここまでたっぷり雪があって、帰りは滑って来られるではないか。
 14時半過ぎに宿を出て、30〜40分ばかり登る。夏道はムジナ沢の先から右に入るが、残雪期は小屋の裏からすぐ登って、途中でムジナ沢に入るコースを取る。ヤドリギのある尾根に続くスキー的なスロープを一滑り。S方嬢はフィアンセ(登山する)の影響で、スキー靴より登山靴で滑りたがる。彼がそう主張している影響であろう。しかしいざやってみると足首がぐにゃぐにゃで、到底だめ。そういう時にはアンクルサポーター(小生も以前は新宿しばた特製「ツアーセーフ」なる超手作り的製品を使っていたことがある)が必要であるが、登山家は得てして「そんなものを使うのは邪道」みたいな態度を取る。このあたりの犬が、山を知り尽した表情で勝手に歩き回っている。
 宿の「音松荘」は、ダム工事で上流へ移設されたもの。宿の主人はぶっきらぼうで、何ごとも自分から言い出して行かないと、食事の時間すら教えて貰えない。と言って、感じ悪いという訳でもない、変な親父である。
 夜は4人同室で寝た。

1980.5.4(日)快晴
 雨になる予報だったが、快晴である。早起きで出かけよう。
 06:25小屋を出る。07:10昨日登ったヤドリギ平(勝手に命名)、08:08ノドで休憩。ムジナ沢沿いに登るが、沢は雪で埋って緩い凹面になっており、真っ白な新雪で覆われているから、まるでパラボラ状の「太陽炉」状態。暑いからと腕まくりをしたのが敗因で、目茶苦茶に日焼けした。顔は覆面すべきだったが、暑いから鼻カバーをサングラスに付けただけで登ったので、顔もひどいことになったが鼻は助かった。
 09:07滝の上の二股、10:10カヘヨボッチの右の崚線へ出て、やっと太陽反射器から解放される。10:48浅草岳頂上(1585.5m)へ。頂上を東北側へ回り込んだあたりで食事をした。守門岳が近い。
 頂上東北の斜面があまりに良いスロープだから、11:40から8分ばかり滑った。しかしこのあたりで新雪10p程度、まだ雪が腐っていないから滑りにくい。登り返し11:57〜12:13。
 このまま下って叶津川沿いに叶津まで出るのも可能だが、沼の平あたりの地形がごちゃごちゃしていて、川が出ていると徒渉が必要で、只見川(252号線)へ出てから只見駅か会津蒲生(もう会津なのだ)駅までかなり歩く。
 12:25から下山。12:57〜13:35ぐらい滝の上の水場で休憩。下ってしまってはもったいないぐらい良い天気である。14:05〜14:20ヤドリギ平でまた休む。14:30音松荘(470m)に帰着した。滑降標高差は、1100m以上。
 さて、まだ真昼間である。雲も出てきたが明日も天気は何とか持ちそう。明日は守門岳を越えて栃堀へ抜けようか、あるいは浅草岳に再挑戦して叶津へ下ろうか、などと相談。しかし、今日はちょっと疲れたし、日焼けが相当ひどい。第一、今日の登山スキーには大満足。だから予定変更1泊短縮で、このまま帰ってしまうことにした。
 宿の主人にキャンセルを告げ、不満そうな彼にマイクロバスで送って貰う。15:15出発、大白川で15:44の列車に間に合った。小出17:00「とき」で帰った。
 一日早く帰って余裕が出来たので、5日は晴海のグッドリビングショウを見に行った。是非ご覧下さいと言ってたメーカー各社だが、行ってみたら対応は悪く、設計的にも見るべきものは無くがっかり。山のつもりで早く寝た。顔と腕が日焼けでぽんぽんに腫れて(背広に腕が通らない、というほどではなかったが)、以後数日間苦しんだ。

●メモ 交通費:\8800(大白川→都区内\3100、自由席特急券400q迄\1800、急行\900)
    泊:\4500、飲食:\2030、他:\130(電話)
    総計:\15460