志賀:竜王越・草津峠・鉢山・木戸池
日時:1981(昭和56)年4月2日(木)〜4日(土)
参加者:NABE・Y下・M松(♀)・M村(竜王だけ参加)、他にU研関係者多数
コース:上野→長野→湯田中→蓮池→ゲレンデ(以下略)/→奥志賀→竜王越→土橋→蓮池(以下略)/→熊の湯→横手山→鉢山→前山→木戸池→蓮池(以下略)
1981.4.2(木)強風・ガス・地吹雪
U研究室の志賀高原スキーには、卒業後もよく参加した。今回もまた誰か若い者を楽しい竜王越えあたりに誘って、何とかして山スキー仲間を増やさねば。それと、横手や間からこっち(蓮池方向)へ下ってくるクラシックコースが未踏であるから、潰しておきたい。
宿はいつもどおりS工務店のアルペンローゼ。小生は後から1人で参加した。昨夜泊った家内の実家を出て、07:16上野発「あさま1号」で長野へ。長野電鉄の駅は地下に変わっていた。アルペンローゼのK玉管理人氏は、もはや古株となった小生に親しく話してくれるようになった。自分と彼に歳を感じる。
いつまでも話し続ける彼を振り切るように宿を出る。蓮池ロープウェイ駅でカツカレーの昼食。ジャイアントを下って、他メンバーのいる寺子屋へ行くと、ガス。リフトに乗ったら、女性2人を伴ったM留君の赤い顔マスクが見えたから、声を掛けると、本人じゃなく連れの女性が「ヤッホー」とか答える。これがM留君が好きだというT嬢だった。しかし今どき「ヤッホー」で、しかも本人に代わって答えるお節介さというか積極性には、ちょっと閉口(笑)。
がりがりのアイスバーンで不快である。寒くて手先がかじかんで凍傷寸前。いったん下ってテレキャビンで再度上がって東館山上で皆に会う。寒くて雪質も悪く面白くない。明日のツアーの面子を探す。
夜は飲みながらU先生とかなり立ち入った話をしたようだ。小生も大学教師生活数年目で、だいぶ生意気になった。
1981.4.3(金)快晴
今日はまた竜王越えコースを下る。午前中は皆と奥志賀ゲレンデで遊ぶ。
奥志賀ゲレンデの第3リフトの、上から見て右側に大斜面が広がっているから、そこの広大な新雪を1人で滑っていたら、第2リフトに戻るあたりの林間で古びた道標を見付けた。古い山スキーコースの一部らしい。なお、この大斜面は雪崩危険で閉鎖されたという話を聞いた記憶がある。第3リフトの横で雪庇の上で止まり損ねて、足場を失って2〜3mほど転落した。一瞬ひやっとしたが、雪は柔らかく、別に危険は無かった。
さて午後、早めに出る。メンバーは無口なタイプのY下君、当時はまだほっそりしていたM村君、U研究室秘書のM松さん、合計4名。12:25ごろ、焼額山の頂上の池のあたりで皆と別れ、竜王へ向かう。長い下りのコースをどんどんどんどん滑って行く、快適。次第に暑くなってきた。難所・蟻の戸渡りは、小生は何度も来て慣れているからさっさと通過するが、初めてのメンバーはさすがに緊張するようで、狭いコースからはみ出しかかったりしてはらはら。フィックスロープが張ってあるが、下手にこれに頼ると却ってバランスを取りにくい。土橋の近くのお墓のあたりまで滑った。14:20着、所要約2時間。店を探すのにちょっと手間取ったが、無事タクシーを呼んで蓮池へ帰った。
蓮池に戻ったがまだ充分滑れる。ジャイアントを1本滑ったが、あまり滑りやすくないから、西館山を滑って終わりにした。
夜は、韓国人留学生C君とその奥さんのPさんも参加。しかし日本語の出来ない彼女が余ってる。当時まだハングルをやってなかった小生が、超ブロークン英語で彼女の相手をしていたら、M留君の彼女Tさんが加わってきて皆で喋りだした。小生の役割は終ったから、飲む。
1981.4.4(土)曇→雪(東京:雨)
さて、今日もツアーである。今日は昨日のメンバーからM村君を除いた3人。M松さんは昨日の体験で山スキーがお気に入りと見る。無口のY下君は相変わらず黙々と付いてくる。
熊の湯までバスで行き、スキーは抱えたままリフト券を多量に消費して、3本乗り継いで、横手山(2304.9m)に登る。低気圧が近付いているが、高曇で、山頂からは遠方の山が案外良く見える。次第にアルプスが霞んで来る。急がないと天気が崩れる。しかし寒いの何の。
まず、草津峠から鉢山へ向かうコースを踏破する。09:30横手山頂を出発、キングコースから右へ林間へ入る。スキーを脱いで2068mピークの緩い登りを行く。ツアーガイドブックにはそのままピークを巻いて滑るように表示されているが、実際は緩い登りで崚線に戻って、崚線伝いにアップダウン、林間の快調な滑降で、物干竿が立てられた草津峠へ出た。1966mピークは左から巻いて、鞍部へ。ここからはきれいな擂り鉢状の鉢山の登り。スキーを担いで20分あまり登って、11:05鉢山の頂上(2041m)へ。中央は火口状に凹んでいて、山頂はそのヘリにある。
鉢山から四十八池方面への下りは、快調な林間滑降。静かで良い。しかし他の2人はけっこう苦しんでいたかもしれない。ここから東へ進路を転ずると、赤石山から寺子屋山へ行くコースがあるが、かなりアップダウンのある長い崚線縦走コースだから、改めて気合を入れ直して挑戦しよう。今回は夏のハイキングコース沿いに緩〜い下りで渋池へ向かうが、せっかくの新雪林間滑降なのに、この先はお節介にも雪上車で踏み固めてあるではないか。
お腹が減ったが、前山リフトの上からそのままシルバーコースに入ったらすぐ木戸池。半ばゲレンデ化したコースだったが、最後の下りがなかなか快適だった。車道を渡って、12:08木戸池スキー場に着いた。
木戸池ホテルで昼食。ここも一応スキー場だが、今どきこんな小さなゲレンデには誰も滑っていない。せっかくだから話の種にと、拝みに架けられた2本の短〜いリフトを、裏表とも、それぞれ10〜20秒で滑る。
この先はまだハイキングコースが続き、三角池・小池・長池と辿れば蓮池のゲレンデ上部に出て、めでたく全コース踏破となる。しかし車道が近く快適とは思えないし、2人ももう結構という表情。がんばって蓮池まで歩くのはやめて、13:20のバスにちょっとだけ乗って蓮池へ戻った。2人はまだ滑るというので、小生1人で、あさま16号で帰った。この時は研究室で買った超小型カメラ・ミノックスを持って行ったが、さすがに小さすぎて画像があまりに不鮮明、失敗。
●メモ 交通費:\20880(長野・都区内\2600、自由席特急券400q迄\1800)
泊:\6100、飲食:\3280、他:\70
総計:\30330