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八方尾根ゲレンデ途中から雪崩に脅えて別荘地へ下る
日程:1986(昭和61)年3月12日(水)
参加者:NABE、N村、N嶋、S田、T池
コース:展望リフト乗り場→八方みそら野別荘地

1986.3.10(月)雨
 研究室のスキー、参加は10名。学生諸君は9日集合で24:42発の夜行シュプール号で先行した。小生は夜行は敬遠して、朝06:23の東横線で出て、07:00新宿発で行った。禁煙車はがら空きで、最後は1人だった。宿は八方尾根の定宿「ニポポ」。本降りの雨なので、着いたらまだみんな宿にいた。昼食後、数名が雨中滑降に出て行った。小生はこんな雨では気が進まないが、年間滑降日数記録を増やすためだけに、15:30ごろやっと出て1本だけ滑って来た。あまり濡れずに済んだ。夜は当然宴会。

1986.3.11(火)雪
 べちょべちょの湿雪。全身ずぶ濡れ。しかし昼食休みだけで、あとはがんがん滑って1日券のモトを取った。ゴーグルが曇って困る。スカイラインコースの左手にもリフトが出来て、これまで人が来ないから新雪のマイゲレンデだったエリアは、すっかり一般ゲレンデと化してしまった、残念。
 夜はみんなでゲーム、その後02:30まで部屋で飲んだ。

1986.3.12(水)晴
 今日は上へ登ろうと思っていた。第2ケルンまで登ったら、八方尾根から右へ出て、南に平行する尾根の新雪を滑ろうという予定だったが、ちょっと冒険的なコースである。しかし上はガスなので、やめておく。代わりに、ゲレンデの途中から、下に見えている別荘地(みそら野)へ下ってみよう。
 スキー場から外へ出ようとすると、けっこう抵抗が大きい。かなり厳重に柵がしてあり、係員に見咎められると制止されることもある。だからこっそり行く必要がある。
 10:30ごろ、ゲレンデの一番左(南)にある「展望リフト」の乗り場の小屋の裏手へさっと滑り込む。下れそうな尾根が左右にあって、右の尾根の方がコース的に良さそうだが、登り返すのは面倒だし、リフト小屋から丸見えだから、死角になっている左へコースを取る。
 滑りだしは「超」が付くほど快適な林間新雪滑降だったが、そのうち無木立の痩せ尾根になる。水気をたっぷり含んだ湿雪で、ストックを刺すと手首までささるぐらい柔らかい。しかも昨日の新雪で、それが尾根から左右にゆっくり雪崩れて行く。所々に全層雪崩の跡もある。山スキーの初心者がいたが、彼等は平気で尾根筋から外れて行く。こういう雪質では尾根筋を外れると雪崩れそうで怖い。大声を出して、あまり左右に出るなよと指示する。
 雪崩跡の難所を過ぎると、あとは檪(くぬぎ)類の中〜高密度の林を縫ってウェーデルンというより薮漕ぎスキー。かなり深い新雪で、潜ったり浮かび上がったりするので、この滑り方を冗談で「もーぐる」と呼ぶ。最後の急斜面は左へ折れて、まだ水面に遮られていない沢を何とか渡って、12:15に別荘地へ出た。あとは別荘地の中の道路滑降。平地滑降を覚悟していたが、ストックで押したり押さなかったりぐらいの斜度で、けっこう快適に滑って、12:40名木山リフト下に着いた。標高差600m。
 みんなは明日帰るが、小生は今日帰る。午後はゲレンデで、最後は15:38に黒菱の上で皆と別れ、超速滑降で15:55ニポポに帰着、所要17分。17:00あずさ22号で帰った。

●メモ:
 3日間合計で:
 交通費19580円、研究室徴収合宿代15000円、追加飲食5770円、合計40350円
 内訳:
 国鉄乗車券:都区内←→信濃大町・平岩間(往復割引)8100円
 特急券:白馬→新宿(指定席・片道)2600円
 タクシー:白馬→ニポポ1120円