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小谷温泉から天狗原山・雨飾山大滑降


日程:1988.4.29(金)〜5.01(日)
参加者:NABE、Y本、N村・T池・T橋(M研究室)、S士(M大)
コース:新宿→南小谷→(bus)→小谷温泉(泊)/→天狗原山→小谷温泉(泊)/→雨飾山→小谷温泉→(bus)→南小谷→糸魚川→長岡→(新幹線)→上野

1988.4.29(金)
 雨飾山という山名の響きが良いというY先生の以前からの提案で、今年の連休は小谷温泉から雨飾山を狙う事にした。いつものメンバーに加えて、研究室の院生T橋君(これがスキー部主将で無茶苦茶スキーが巧く、志賀・ジャイアントを一緒に滑った時は全く付いて行けなかった)と、Y先生の研究室のS士君も参加。
 新宿07:00発のあずさ1号の3号車に、若い者は先に行って並べと指示。11:18に南小谷着、11:25のバスが連絡し、12:06には小谷温泉に着いた。太田旅館(0261-85-1231)は由緒ありそうな木造旅館で、なかなか味がある。雨なのですることが無い。T橋君が持って来たスキーのビデオを宿のTVで見た。夕方、雨が小止みになったので、近所の偵察に出かける。車道を少し歩き、雨飾山の登り口をちょっとのぞく。来た時のバスから心配だったが、このあたりは積雪は極めて少ない。

1988.4.30(土)雨→快晴
 朝方、雨が少し残っていたが、急速に天候が回復し、快晴となった。今日は天狗原山へ向かう。
 07:13に宿を出て、07:31、雨飾山荘、ここにはよしず囲いをした露天風呂があり、車が来ている。ここで車道を右に入り、ひげそり橋へ長い林道を歩く。このへんは大体雪が付いているから、帰りは安心である。08:52〜09:03、新道入口。ここから本格的な登りである。兼用靴(コフラック・ヴァルガ)を履いて延々車道を歩いたため、靴擦れがひどい。ちょっと失敗した。10:35〜48、ブナタテ尾根へ出たところで休憩。ひどく急な登りだから、帰りは1筋東の沢を滑ろう。11:35〜40、休憩。右に乙見山峠のトンネルが見える。あそこを越えて笹ヶ峰牧場方面へ行くのも良いし、この尾根を辿って金山→焼山というコースもあるが長いコースになる。12:00ごろ、1880mあたりのコブの上。12:05〜30、1900m鞍部で昼食。13:50山頂へ。
 山頂からの眺めは良かったと思うが、あとでアルバムをさがして確認しよう。14:03滑降開始。斜度があって、なかなか快調。立ち木が密生している割には木は邪魔にならない。1時間余りで沢の上まで下った。ここでは1741mピークには登らず右から巻いて少し草付を尻滑りしてから、沢を滑降し、15:30に林道へ出た。あとは緩い下り。2回ほどスキーを脱ぐが、ひげそり橋までほぼ雪があった。16:48橋。ここから、小生とN村君だけ先行して17:20ごろ宿へ帰着した。靴擦れが辛いが、今日の山は完全に我々だけの貸切状態で、滑降はなかなか快適だった。
 夜は全員疲れ切って、ばたんきゅー状態。Y先生と小生だけ起きてTVでナイターを見ていたが、他は全員爆睡。さすがに疲れた、だがまだ明日が本番。左踵内側に巨大なマメが出来て、中ほどがべろっと剥けている。明日が心配。

1988.5.01(日)どピーカンの快晴
 T橋君、昨日張切りすぎたのか、だいぶ熱がある。しかし昨日も大満足だから、今日帰っても不足はないだろう。彼を宿に残して、07:20出発。宿の裏手から登り始めたが、融雪期の薮山で案の定迷って、本来辿るべき林道の数メートル上へ出てしまった。薮に苦労して下って、08:30に林道へ。ちょっと時間とエネルギーをロス。08:35、アスファルト道路へ出る。昨日の兼用靴歩行に懲りて、今日は登山靴で来たが、マメが潰れた痕が痛痒い。やぶれかぶれでどうにでもなれという気分で我慢して歩く。雨飾山は有名だから、昨日の「全山貸切」とはちがって車がたくさん入っており、スキー部がポール練習なんかしてるのはちょっとあほらしい、背景にあんな素晴らしい山があるのに、だよ。
 09:17〜28、奥クセ沢の登り口で靴を履き換える。今日はみんなお疲れの様子で口数も少ない。ここから案外急な登りが続く。地形が複雑で帰りがちょっと心配。10:40〜11:00、1500m尾根の上で長く休んでしまった。他のパーティーと言葉を交わす。荒スゲ沢を渡るが、この沢はべったり雪があって、直登すれば山頂直下まで行けそうだし、デブリを避ければ大滑降も出来そう、しかし我々は雨飾山を楽しみに来たんだから、夏道沿いに大きく迂回する。後で会った3人連れのパーティー(水中カメラ「カリブ」の色違いを持ってたので話が盛り上がった)は、ここを直登して来た。なお今日スキーを持って登ったのは我々だけらしい。
 11:48〜12:00、アラスゲ沢を登り返したところで、また休憩。13:12〜30、やっと笹平へ。ここで昼食。ビールを持って来たので、ここで飲んでしまう。荷物が重かった所為か(ビールを持って来た)T池君はもうバテバテ状態なので、ここにデポ。残り4人で山頂へ向かう。ほぼ露出した夏道は途中3〜4回雪を踏んで、急な坂を登ったら北峰、すぐ南峰。13:50登頂。
 山頂からの眺めを楽しんでから、13:57山頂を後に。下で待っているT池君に手を振って下るが、N村君は膝を痛めてて下りがのろい。途中尻滑りを1回。14:17、T池君デポ地点へ。 14:30ごろ出発、いよいよ滑降である。最初の急斜面はなかなか快適。アラスゲ沢の登り返しを最少にすべく、早めに右へ降りるが、T池君がクレバスに填った。アラスゲ沢を登り返して、15:01から薮スキー。急斜面の濃密な薮は、ひどく滑りにくい。15:30、夏道の登り口左へ下ったら、何とカーブした川に囲まれたミニ平地に出てしまった。15:33、已むなく登り返して高巻きするが、こういう登りは一層辛いんだよね。それでも僅かな登り返しで、15:48に道路に出た。
 15:50出発、平地をストック推進で進むが、16:10、除雪箇所まで来てしまい、長い滑降もここまで。荷物を直し靴を履き換えて、16:20から延々車道歩き。車が多く、マイクロバスが恨めしい。途中16:40〜47、車道をショートカットしたが、ここだけは低山ハイキング気分の、今日一番の良いコースだった。17:07、やっと宿に帰着した。宿に残したT橋君は、もう先に帰っていた。
 16:20のバスを逃したので、もうこの際夜行で帰る覚悟。宿で入浴してから、18:10のバスに乗る。しかし夜行ではなく、南小谷19:22→20:14糸魚川20:30→(雷鳥)→21:42長岡21:50→(あさひ)→23:30上野と、その日の内に帰ることができた。
 味もコクもスケール感もある、なかなかの山だった。

◆費用:
 交通費  19220
 宿泊費  16500
 飲食費  10060
   合計 45780
◆写真:
 ネガ4本撮影(397〜400)