2012年日記

12月議会から
離着陸制限(カ―フュー)の弾力的運行について

成田空港は、内陸空港ゆえに常に騒音の問題を抱えています。そのため、騒音地域の移転対策や防音工事などがされてきました。あわせて23時〜6時まで離着陸は原則禁止されています。しかし、国土交通省は今年4月からその弾力化を求めています。具体的には6時を5時に繰り上げ、23時を24時に繰り下げる提案です。その理由として、LCCの就航が開始され、制限時間内に運航できない事例が増えていることや、※オープンスカイを機に空港の競争力向上をはかることとしています。

 現在も、制限時間外に年間に30回程度適用されています。乗員・乗客に異常事態が発生したときや、台風避難やその他の理由により離着陸がやむを得ないと認められるとき、異常な天候により緊急に燃料補給が必要になった時などです。今回の提案はこれらのほか、6点をあげています。

@出発空港においてやむを得ない理由により遅延した航空機

A悪天候等でのダイバード(目的地外着陸)により遅延した航空機

Bやむを得ない遅延の影響により、玉突きで遅延した航空機

C目的空港(行き先)の悪天候等で引き返した航空機

D気象の影響等により早着し洋上待機する航空機

Eやむを得ない理由により遅延した航空機

そして、企業努力ではカバーできない「やむを得ない」場合の、低騒音機に限定。時間外の離着陸は割増料金を徴収し、割り増し分は地域に還元(地域の騒音対策や地域振興)するとしています。また情報公開を徹底し、恒常的に遅延の発生する航空会社に対し、指導を徹底(場合によっては対象外に)するとしています。空港騒音下の住民との合意が必要条件となります。

※オープンスカイとは……

航空会社自国相手国の政府を通さずに、航空会社や空港側との直接交渉で新しい路線への参入撤退、路線の便数や運賃設定を行うこと。従来の航空路線は、「国際民間航空条約」に基づいて、自国と相手国との政府が二国間協定を結ぶことで設定されていたが、これを航空会社主導で行えるようにする航空路線の自由化をいう。


センタービル跡地に赤坂保育園(仮称)開設

今年4月開設予定の赤坂保育園(仮称)が、赤坂センタービル跡地に建設されています。この保育園はニュータウン内の5つの保育園が大規模改修工事を行うのに合わせ、その工事期間内の当該保育園園児の受け入れをするものです。1年間に一つの保育園の改修工事を行います。また、※一時保育室として、10人の定員を設けるほか、待機児童対策として、定員150人に加え30人の増員がされます。(0歳児10人、1歳児10人、2歳児10人)そして、2018年度以降に赤坂保育園は解体され、中央公民館の建て替えを含む複合施設の建設が具体化されていきます。

 成田市内の公・私立保育園へ入園を希望しながら定員をオーバーして入園できないの待機児童の数は、01歳児を中心に25人います。(201212月現在)しかしこの数は空きがあればどこでも入園したい数であり、実際に居住地に近い保育園を希望し、入園できない幼児は177人と言われています。若い世帯が急増している、公津の杜やはなのき台に集中しています。このため公津の杜保育園(私立)は2013年度に02歳児を37人増員する予定です。子育て支援や女性の社会進出のために、保育園制度の拡充が求められています。

 ※一時保育とは……

保護者等のパート就労や疾病、入院等により一時的に家庭での保育が困難となる場合や、 保護者の育児不安の解消を図り、負担を軽減するために児童をお預かり(保育)する制度です。

《大規模改修予定保育園》

保育園名

築年数

工事期間

定員(人)

増員数

橋賀台保育園

1975

2013年度

150

0

新山保育園

1981

2014年度

150

0

中台保育園

1978

2015年度

150

012

112

吾妻保育園

1979

2016年度

150

0

玉造保育園

1995

2017年度

150

112

228

12月16日衆議院選挙   自民圧勝 

社民党は、南関東ブロックの議席も失い2議席に大幅後退するというとても残念な結果になりました。応援してくださったみなさんに申し訳なく思います。今回の選挙では投票率が59.32%と過去最低となり、前回総選挙と比較すると10%近い 下落となりました。自民党の圧勝ながら、比例代表の獲得議席や得票 率では議席配分比ほどの大差とはなっていません。小選挙区という制度の問題があります。実際、自民比例の議席は前回の比較しても2議席しか増えておらず、比例の獲得票自体は減少しています。これは、小選挙区で政党の乱立により民主党や第三極の各政党が、それぞれに候補者を擁立したことで票を食い合って、共倒れとなったことが自民党に利したためと分析されています。千葉県比例では、民主が前回の42.39%から18.59%に激減し、23.8%を失っていますが維新が18.89%獲得し、その受け皿になった形です。社民党は2009年では3.006.160票(4.27%)獲得していますので、今回の1.420790票(2.3%)は半減したことになります。

《全国の票》

党派

小選挙区

比例代表

合計議席

得票数

得票率

議席

得票数

得票率

議席

自由民主党

25,643,309

43.0

237

16,624,457

27.6

57

294

民主党

13,598,773

22.8

27

9,268,653

15.9

30

57

日本維新の会

6,942,353

11.6

14

12,262,228

20.3

40

54

公明党

885,881

1.4

9

7,116,474

11.8

22

31

みんなの党

2,807,244

4.7

4

5,245,586

8.7

14

18

日本未来の党

2,992,365

5.0

2

3,423,915

5.6

7

9

日本共産党

4,700,289

7.8

0

3,689,159

6.1

8

8

社会民主党

451,762

0.7

1

1,420,790

2.3

1

2

新党大地

315,604

0.5

0

346,848

0.5

1

1

国民新党

117,185

0.1

1

70,847

0.1

0

1

新党日本

62,697

0.1

0

0

新党改革

134,781

0.3

0

0

幸福実現党

102,634

0.1

0

216,150

0.3

0

0

無所属

1,006,468

1.6

5

5

合計

59,626,566

100.0

300

60,179,888

100.0

180

480

《成田選挙区》

 政党名

得票数

前回得票数

比較

 

自民党

16.311

19.335

-3.024

維新

11.047

民主

9.443

26.765

-17.322

公明

5.513

5.853

-340

みんな

5.447

3.446

+2.001

未来

2.864

共産

2.331

3.012

-681

社民

982

2.275

-1.293

幸福

153

342

-189

総数

54.091

新党日本

536

国民新党

959

総数

62.523

全国と同じ傾向にあります。民主の失った17.322票と維新・未来の獲得票+みんなの増分合計で17.357票とほぼ同数になります。社民党の再建はさらに重い課題を背負ったことになりますが、政治は常に動いていますし、すぐには参議院選挙もあります。足元からやれることをしっかり行っていきます

11月27日 会派視察
 茂原市にある、「合同資源産業株式会社」を視察。エネルギー問題を考えることもあり、天然ガスを開発生産している現場を訪問。約2000mほど掘って地下水をくみ上げそこからガスを取り出す仕組みだ。浅いところで掘り出せば温泉としての利用になる。水溶性天然ガスは成因的にはバクテリア発行による生物起源のメタンガスになるという。産出したガスは組成が安定しているため手を加えずに、都市ガスとして供給されている。ガスを取り出す過程でヨウ素も取り出して千葉県で9.500t、世界市場の36%を生産している。千葉の外房地区だけで日本の85%を生産している。あまり知られていないが成田市にも採掘場所がある。多様なエネルギーの開発に期待したい。

11月15日 成田市表彰式
  消防団員や学校医等のほか、教育委員会から優秀な成績を残した児童・生徒が表彰を受けた。常連の成田高校ダンスドリル部、成田国際高校の少林寺拳法部など全国優勝チームのほか相撲や空手、かるた選手権などで小・中学生が表彰された。表彰を抜きにしても、子どもたちにいろいろな可能性を与えられる環境を作っていけたらと思う。
11月10日 千教組北総地区学習会
  千教組役員のみなさんとの意見交換会。成田市の教育予算の現状を改めて見つめ直し、また学校現場の生の声を聞ける場でもある。成田市は北総地区の中では、かなり教育関係の予算配分がしっかりしているしが、必要な改善は求めていきたい。
        ニュータウン合同ひもとき

 「ひもとき」という言葉自体、過去のものになりつつあるが、ニュータウン自治会連合会と5地区社会福祉協議会合同で、来年ニュータウンの小学校へ入学予定の子どもたちに集まってもらい簡単なお祝いをしたもの。今年の会場は、中台小と玉造小2か所で開催。

11月4日 成田ポップラン
 今年で6回連続出場した、50歳以上市民の部10キロコース。記録は自己ベストの46分41秒。63人中12位。前半やや速いペースについて行けたことが良かったようだ。過去には49分代でも4位になっているのでレベルが上がっている。たいした練習もできないで完走できたことに感謝。来年は、60歳代の部の最若手として挑戦予定。疲れるけれども年に一度の健康診断のように健康のバロメーターでもある。
11月1日 加良部社協バス食事会
 約80人、バス2台に乗って今回は少し遠出の食事会へ。益子祭りでにぎわう栃木県益子で、釜めしの食事をとり、買い物。午後からは笠間神社の菊祭りへ。105回を数え、日本最古の菊祭りだといわれている。大河ドラマ「平清盛」をテーマとした菊人形展が行われていた。
 65歳以上の一人暮らしのみなさんを中心に豊令会のみなさんを交えての食事会。片道2時間30分かけるこれまでで一番遠い場所だったが、トラブルもなく予定通りに行うことができた。

10月28日〜29日 社民党南関東交流会
 成田市での開催となり、宿泊や次の日の視察の手配などを行う。初日は福島党首も参加して、解散で揺れ動く国会の情勢報告を受ける。総選挙も近いことを感じる。視察は、NAAの協力をいただいて空港見学へ。
10月27日 新山小バザー
 風が強いながらも晴天に恵まれたバザー。新の会としてやきそばを作ることに。新山小PTAを母体として結成した、新の会も10年を経てこれが新山小での最後のテナントとなる予定。

10月21日 秋の養老渓谷へ
 紅葉にはまだ早いが、愛犬を連れ渓谷のマイナスイオンを浴びながら1時間ほど歩きながら滝めぐり。好天の中、たくさんの親子が深まりゆく秋を楽しんでいた。朝夕の寒さを感じるようになって、夏に飼った、自宅の鈴虫たちの鳴き声も細く弱くなってきているように感じる。

10月19日 北総地区市議会研修会
北総地区11市の議員が一堂に会しての研修会と食事をしながらの意見交換会。200人を超える議員が参加。専修大学法学部教授 小林弘和氏が「地方議会の活性化」と題して講演。行政と議会は2元代表制で市長が市の予算や施策を決め、議会にはそれをチェックする役割が課せられているが、市民目線には会社に例えると議会は重役会議にすぎないという。それだけに議員と議会の改革が問われている。議会の活性化や情報公開など成田市議会でも行われてきているが、市民との距離はなお遠いことを感じている。9月議会の「議会報告」もでき16日には西口駅で朝ビラ、地域新聞への折り込み、団地へのポスティングなど実施中。
10月18日 秋の憲法学校
毎年D月3日憲法記念日に約3000人の個人名を列挙し意見広告を掲載している「憲法9条を世界へ 未来へ千葉県実行委員会主催の講演会。廣瀬弁護士が最近の憲法をめぐる動きについて講演。
10月13日 成田富里いずみ清掃工場竣工式
富里市と共同で建設されていた新清掃工場が完成。ガス化溶融炉(シャフト式)で、これまでの燃やすから、ガス化溶融炉内で酸素による高温燃焼熱で溶融され、炉底よりスラグとして排出される。スラグは水冷され磁選機でスラグとメタルにわけられ有効利用される。212t/日 発電能力3.000kwで、施設内の電力を賄うほか、余熱利用施設(プール等 これから建設)に使用され残りは売電される。過去、業者選定で不可解な動きがあり議会でもかなり議論されたが無事に稼働を始めた。
10月11日  復興予算に群がるシロアリ政府
復興予算を使って、全国の官庁改修や、調査捕鯨、沖縄の国道整備等とんでもない使途が明らかになった。5年間の復興予算19兆円がでたらめに使われている。財源は、25年間の所得税増税、10年間の住民税増税という、国民負担だ。被災地の復興のためならと認めた人がほとんどだろう。それがこのざまだ。本来なら横領罪ともいえるが、それは「震災を教訓として、緊急に実施する必要性が高く、即効性のある防災、減災のための施策」には全国での予算が認められる抜け道を作ったからだ。シロアリの通路と言ってもいい状況だ。防衛省でも、武器車両等整備費669億円、航空機整備費99億円の予算が付いた。福祉のためといって、消費税を導入したが、、その額と同じ水準で大企業や高額所得者を減税してきたのとよく似ている。これからの消費税増税も、結局同じことが繰り返されるのだろう。
10月8日 第1回加良部地区敬老会
 昨年までは国際文化会館で2日間に分けて開催されていた成田市の敬老会。今年からは市内16ある地区社会福祉協議会の主催に。これに成田市や市社会福祉協議会が協力する形で行われた。70歳以上の方が対象だが、市内では16.000人を超え、加良部地区でも755人に上る。西中学校体育館で11時〜13時30まで、西中の吹奏楽部の演奏・書道部によるコラボや、新山小の子どもたちの日本舞踊、高校生・大学生を中心とする地区の下座のみなさんによる演奏、豊令会による踊りなど楽しんでもらった。市で開催するよりは、参加者も出演者も比較的顔なじみで手作りの敬老会になったのではないかと思える。当日参加したのは232人。おそらく市で一括して開催していたなら参加していない人が多いだろう。その意味では、地元開催の必要性があるだろう。準備などやはり大変だが、地区内の自治会や加良部小・新山小PTA、青少協からスタッフとして30程度協力していただきトラブルもなく運営することができた。




















10月6日 市民スポーツフェステバル
 秋晴れの中、第1回の市民スポーツフェステバルが開催された。昨年までの市民運動会が変更され、学区対抗から個人、グル―プでの自由参加形式に。これまで指摘してきたように、金属疲労を起こしていた運動会は中止となり、参加者が心配されたが各スポーツ少年団から多くの参加もあったようで参加者は楽しんでいたようだ。成田市在住でソフトバンクのCMで誰もが知るタレント犬「カイ」君も大会名誉会長として参加。写真の列が続いていた。
9月30日〜10月1日 家族旅行
谷川岳1300mで星空観察をするために、家族4人で群馬県水上温泉に宿泊。残念ながら台風の影響で観察は中止。その分、温泉にゆっくりつかり3か月前に発症した50肩を癒した。
次の日は天気もよくロープーウェイで谷川岳に登り、秋の空気に包まれて心をリフレッシュに。

9月12日  オンデマンド交通のその後 
今日開催された教育民生常任委員会でオンデマンド交通について方向性が出された。
9月議会開催前の8月20日には教育民生常任委員会の協議会を開催し、オンデマンド交通の実証実験を行っている東大のオンデマンド交通チームから、これまでの実証実験の「まとめ」の報告も受けていた。結論的には@70歳以上という年齢制限を設け市内全域を対象とするA朝夕はコミュニティバスなど、昼はオンデマンド交通という形で各時間帯・各利用者に合った交通サービスの提供B医療機関や商業施設との連携を深め、高齢者の住みたいと思う活き活きとした街づくり、がまとめられた。7台のワゴンタクシーを稼働させ、1回の利用料は300円を想定していることも出された。市内全域にこうした交通体系が広がることは望ましいが、問題はスムーズな運行と、現存する民間バス路線やタクシーとの共存が可能かという点にある。こうした民間企業の代表も入った、「地域公共交通会議」の承認も受けなければ事業は進めない。要はこの交通手段によって、日頃外出の少ない高齢者の新たな需要を喚起できるかにあるようだ。誰かに頼まなければ足の確保ができなかった方や、タクシーは高いし、路線バスでは大変だという高齢者などその点では登録し連絡さえすれば家の近くから病院や商店街などに行くことができるこの形態は高齢者の外出機会を広げることにつながるものと思える。常任委員会では、この「まとめ」を尊重し、市に働きかける形となった。市も全市的に実証実験を行う方向性を打ち出した。この背景にはもう一つの点がある。それは敬老祝い金削減に伴う、対象者への還元をこの議会で示すことになっていたからだ。昨年の敬老祝い金の対象者は、10.492人、金額7,813万円だったものが、今年の改正で1,254人、2,954万円に削減された。約5000万円の削減だ。こうした予算が、高齢者の足の確保として活用できるように取り組みたい。
 つい最近「ゆだ清のかわら版を読ませていただいている一市民です。市内の高齢者で医療機関に受診する交通手段が困難な地域が多きあります。オンデマンド交通など検討されているようですが、後期高齢者が受診するのみ市の補助が受けられるようご検討されますようお願いいたします」というはがきも頂いた。

オンデマンド交通とは
2011年12月5日〜4地区(中郷、久住、豊住、下総)を対象に実証実験が行われている。オンデマンド交通は、登録をした人が、予約して乗る乗り合いタクシー的なもの。実証実験している4地区の登録者は570人。4地区内の乗降場所は290か所、実験エリア外は31か所となっている。エリア外で多いのは日赤病院、イオンジャスコ、成田病院、市役所、成田駅などとなっているが、今後個人病院など20か所拡大するようにもなっている。
9月8日中台中体育祭
「仲間との一喜一憂心に刻み、輝く勝利を手に入れろ!!」をスローガンに、キラキラとした若さあふれる汗を流していた。一生懸命な姿をみると元気をもらえる。



リベラル成田市政報告会
 初めての試みだが、会派として午後から2時間ほど成田市場の会議室をお借りして公津地区を中心とした市政報告会を開催した。今、議会改革の一環として、議員が分担して市内全域を順番に「議会報告会」を開催するなど先進自治体で取り組まれている。議会が市民にとってより開かれたものになるための試みだが、成田市議会はまだその段階にはない。ただこの方式だと議会で決まったことは言えるけれども「自分の意見」は言えないようだ。おまけに執行権は無いので、要望は受けてもそこで答えることはできない。議員間での見解の違うことについては、基本的に「報告」できないようだ。会派の報告会では会派の中で意見の違っていること含め、自分の意見を自由に述べることができるし、なによりも参加者と率直な話し合いができる。そうしたことから、議会改革を会派として実践する意味での、自由参加による「市政報告会」を開催。個人で市政報告をする機会はあるが、4人の会派として対応するので、得意分野もそれぞれにあり丁寧な説明ができたのではないかと思う。議員の定数のあり方や、医療問題、オンデマンド交通についてなどなど質問が出されての意見交換となった。他の地区でも開催していきたい。
9月6日  議会一般質問
 今回は市民の皆さんから直接、相談されたことなどで3点質問。
 @放射能被害での東電への請求問題
 
風評被害も含め市内の生産者などが東電に損害賠償を求めているが、まだ解決していない案件がたくさんある。個別の農家にとってな、財政的負担も大きく、なおかつ請求手続きの煩雑さも加わって負担が重い状況にある。また、なのはな生協が請求したことに対して「風評被害が生じる可能性がある場合、仕入先を変更するなど回避方策を講ずる余地がある」として補償を否定したことは、生協に出荷している成田の生産者をさらに「風評被害」の上塗りをするものでありとても許せないことから成田市の対応を求めたもの。これについては「本市産の農産物を仕入れていただいている業者が仕入れ先を変更するように言われているとしたならば、出荷先を奪われる生産者が一番の被害を被ることとなり、東京電力より生産者を対象に適切な説明がされるよう申し入れ、損害賠償について相談会を開催してまいりたい」と生産者を支援する姿勢を明確に打ち出してくれた。

A家庭ゴミを委託されている業者8社のうち、事業系ごみも同時に請け負っている4業者の中で有料で処理される事業系ごみを無料の家庭ゴミに混入していないかという通報がありその確認
をしたもの。さらに委託料は年間5億円を上回るが、公共性が高いことから、地方自治の固有の事務として、8社に随意で委託されておりその意味で競争性は働いていないこと、しかし委託料において業者間では8倍の開きがあり、歴史的な経過を尊重しつつも、その仕事量の標準化を求めたもの。
B外国人英語講師(ALT)を市では50人独自に採用し、年1億6000万円の経費をかけて英語教育に力を入れている。このALTの雇用の問題についてただしたもの。非常勤職員という扱い上、1年契約での契約更新となるが、現実は継続雇用となっている場合が多い。しかし、場合によっては契約更新されないこともあり、その不安定な身分の改善と明確な基準を求めたもの。そもそも非常勤は戦後作られた地方公務員法で、一時期に短期間採用されるものとされているが、現実は非常勤は継続的で一部基幹業務の補助も含め非常勤がいなければ市の業務は処理できない状態にある。ALTがいなければ成田の特色ある英語教育も実施できない。この非常勤の扱いそのものの改善が求められている。

8月9日 帰省  LCC エアアジアジャパンはもうこりごり…
田舎(福岡)への帰省のため、8月から運航を開始したエアアジア ジャパンを夫婦で利用した。事前にネットで往復の予約をし、京成成田から始発に乗って成田空港へ。しかし、7時発福岡行のサービスカウンターはすでに45分前に受付終了で閉鎖。まだ搭乗のために多くの人が並んでいたが、チェックインは60前に終了。確かに到着したのは40分前であり遅れていったので、(と言っても始発だが)仕方がないかもしれないが、まだ多くの人が搭乗のため並んでいるのに、手続きは拒否をされた。同じような客が8人いて、せめて次の便に変更できないか聞いたが変更は認めず、新規での購入しか認めない、ネットで引き落とされる代金は返金しない、それが当社の方針だからの型どおりの説明。現場責任者なる女性もきて説明をするも、当社方針だからのみ。
そうこうしているうちに7時となり完全に搭乗手続き終了で排除される。乗れない客が8人と多かったため特別に、次の便への変更を6千円追加で調べるとしたがこれも結局、満席のためだめと断られる。
 しかたなく、羽田にリムジンバスで向かい、当日売りの別の航空会社に搭乗。ネット予約の2万5千円(2人分)は無駄になり、リムジンバスと当日券購入で新たに6万6千円の支出。
12日には成田に戻ったが、今度は失敗しないよう事前にチェックイン。しかし、飛行機は90分遅れての出発。念のために飛行機が遅れても、受付は定刻の45分前に終了するのか聞くと、やはり45分過ぎに手続きに来た客は搭乗できないとのこと。それって、どうかなー。安くなるのはいいが、こんな利用しかできないなら考え物だ。エアアジア ジャパンにはもうこりごりで利用することはないだろう。そして、気になるのは国土交通省。乗客が搭乗している状態での給油の解禁を考えているらしい。LCCは機体の有効活用のため、空港到着後30分で折り返すこともあり、LCC各社が解禁を要望しているようだ。また、パイロット不足を見越して、副操縦士への昇格試験を実際に飛行機に搭乗して行ってきたものからフライトシュミレ―タ―による実施でも良いとする規制緩和を行う方針のようだ。つい最近、陸(長距離バス)では、2000年の道路運送法改定(規制緩和)により、バス会社の乱立、値下げ競争、過当競争による、安全軽視と、運転手への過度な負担が惨事を招き問題になったばかりだ。空でも同じことが繰り返へされなければいいが。

 
8月5日 トンネル絵画完成

  新山小2012年度4年生   子どもプラザ成田NTグル―プ     中台中文芸部
   ようこそ新山水族館へ
      いろんな魚たちのパレード     体験水族館

      笑陽会                    新の会                 さくら貝
   海の楽園           ファンタジー          海の散歩

    
西中美術部             かもめ・つくし子ども会
   
アクアルウムストーリー          スイミ―とうなり君
8月4日 成田地区労センター釣り大会
 朝はやや雲ったが、夏空のもと船に乗り釣り糸を垂れた。小ぶりながらアジは結構上がったがキスはいまいちだった。カンパチ、ヒラメ、ギンダラ等混じっての釣果。何よりも穏やかな波にゆられてのんびりとした海の時間だった。

8月2日 成田市千羽鶴出発式

 今年も昨年を大きく上回る千羽鶴が市民の手によって折られた。その数21万5千。この思いを中学生の平和使節団実現につなげたい。

8月1日 連合議員団研修会
地域医療と少子化対策について
問題提起者  黒田小児科医、上村清和短大准教授、救急救命士
進行       結城淑徳大学准教授 

 地域医療をどうするのかから、子育てに関連する小児医療の現状や病後児保育、救急隊の搬送の現状等のついて問題提起を受けた。成田市は、医師会により夜間休日診療体制の整備、日赤病院や北総医大があり医療環境については恵まれているが、よりよい医療環境の整備のために研究していきたい。
7月28日  加良部緑道トンネル絵画作成パート
 昨年に引き続いて昨年描いた絵画の反対面(長さ33メートル)に新たに作成。昨年と違うのは、統一テーマを「水族館」を決め、地区内の団体(自治会、子ども会、PTAなど)に原画から作成まですべてを委託したこと。水族館はトンネルが明るくなるだろうという西中学校の美術顧問大橋先生の提案。期間は7月28日(土)〜8月5日(日)。トンネルの清掃や事前の下塗り(白色)、完成後のクリア塗装は、市の土木部が協力。諸経費は地区内の自治体やPTA、各学校などの寄付で賄っている。

今回の参加団体と、テーマは以下の内容。小学生から、中学生、大人、高齢者グル―プと参加団体も様々で、その創作方法も様々。最初に水面を作る団体、スタンプの魚を作って押していく団体、カーボン紙を裏にはり転写していく団体、魚を忠実に描く団体、子どもたちが自由に描く団体とそれぞれで、お互いを参考にし、試合協力し合って描いていた。出来上がりが楽しみだ。延べ450人ほどがかかわってのイベント。
@かもめ・つくし子ども会            スイミ―とうなりくん
Aさくら貝                   海の散歩
  地域の有志(大人)
B西中学校美術部                アクアリウムストーリー  C新の会                    ファンタジー  
D笑陽会                    魚たちの楽園
  96歳の絵の先生と毎週塗り絵をしている高齢者団体
E中台中学校文芸部               体験水族館  

FNPO法人子どもプラザ成田NTグル―プ有志  いろんな魚たちのパレード
G新山小学校2012年度4年生         ようこそ新山水族館へ





7月26日 第24回反核平和の火リレー
戦後67年が経ち風化がすすむ広島・長崎。そして平和への思いも。現在でも、長崎には被爆体験者ではあっても被爆者と認められない395人が裁判を争っている。広島でも、認定をめぐって争いが続いている。あれから67年たって被ばくの立証は難しいが、国の壁は高くそびえ建つ。戦後は終わっていない
 翻って、福島は未だ仮設住宅に27万人がすむ。帰れない帰らない人々も多い。なのに原発の再稼働は進められた。また、将来にわたって特に子どもたちへの健康被害が心配されるが、放射能被害と因果関係がないと切り捨てられる人が出ることは容易に想像される爆弾の投下でなく本を投下してくれたら、地雷を埋めるのではなく小麦の種を植えてくれたらといわれるが、イラクでもアフガニスタンでも世界1のアメリカの武力をもってしても、人々の命を犠牲にし、憎しみの連鎖しか生み出していない。いくら正当化しようとも、侵略でしかあり得ないからだ。侵略戦争はいつも防衛のためから始まる。
 今年のリレーは暑い日差しの中だったが、スタッフが充実したので、他のランナーと一緒に7区間17キロを完走した。スタッフやランナーのみなさんに感謝。



7月17日 連合成田空港特別対策委員会の研修会
 小泉市長から「空港にかかわる行政課題」について問題提起、そのご空港を視察し説明を受ける。日航の整備工場である第1ハンガーを見学した。
7月16日 さよなら原発10万人集会
 国会周辺では、思い思いに集まった市民が、脱原発の声をあげている。最初は数100人だったものが、今では10万人を超えているという。それでも、日本の総理には「大きな音」としか聞こえないらしい。ドジョウなら音に敏感なはずなのに何と鈍感な。大江健三郎、落合恵子、坂本龍一、瀬戸内寂聴散さんらが呼びかけた10万人集会。代々木公園には、溢れる人々が。高齢者や、小さな子の手を引く親子ずれが目立った。組合主値の集会とは違ったところか。主催者発表17万人(警視庁7,5万人)
 政府は2030年の電力をどう賄うかの公聴会を開催しているが、政府3案の0、15、20%の意見を等分に3人づつ発表させているがこれもまやかし。国民の中では今のままでよいとする20%案を支持している人は3分の1に達しない。しかも電力会社の社員が会社の意見を発表という「やらせ」。原子力が集中する青森や福井では開催しない。そして8月末には決定。まったくの形だけ。危険なオスプレイ配備には、全国知事会が反対しているのに形だけもでもモノ申せない総理。「日本が言う話ではない」とどこの国の総理か疑わしいアメリカ従属総理。
安全な原発や安全なオスプレイなら総理のおひざ元である、千葉県に原発をつくり、千葉の自衛隊にオスプレイを配備する公約を掲げて選挙すればいい。どうせ、やらないマニフェストだけど。

7月15日  虎次郎の1歳の誕生日
愛犬用の誕生日ケーキをパクリ
6月23日 第19回加良部まつり
 メインゲストは、全国で優秀は成績を上げている。成田国際高校少林寺拳法部のみなさん。
「痛そう」と見ている子どもたちから声が出るなど、真剣なキビキビした演武が披露された。
加良部小の登校日とした、音楽集会終了後の11時45分からの開会となったが、1000人以上の人たちが集まって盛大に行われた。各テナントを盛り上げてくれた、おやじの会やPTA、新の会、子ども会、財政的にも支えてくれた各自治会など等のみなさんに感謝。
 今回は、会長を退任したので、裏方での協力となった。


6月10日 原発問題講演会
 今回で3回目の講演会。福島の現状と、あわせ、復興について学ぶ講演会となった。

・第1回:828日「福島原発事故と放射能の危険性」 講師 澤井正子 氏                  原子力資料情報室 核燃料サイクル担当     
       参加者(52人)

・第2回:102日 福島原発事故と自然エネルギー」 講師 藤井いわね 氏                         明治大学名誉教授            参加者(47人  )

・第3回:6月10日 ふるさとをあきらめない  講師 菅野正寿 氏                  福島県有機農業ネットワーク代表      
       参加者(63人)


6月6日 定例議会一般質問

 今回は、@視察も踏まえた、地域防災対策の強化について、A成田市でも昨年度孤立死が6人起きているがその対策について、B駅前問題として、JR東口での違法駐輪自転車対策や西口のエレベーターが夜10時で使用できなくなることなど取り上げた。
5月21〜23日 東日本被災地視察(地域防災特別委員会)
岩手県陸前高田市
 
                   被災した市役所

岩手県内一の被災地域。庁舎も、消防署も被災し職員や臨時職員約100人がなくなっている。2000人弱の方が津波で亡くなっている。18年間で5回の津波被害を受けている常習地域なので警戒はしていたということだが、過去5,5メートルの堤防を越えることはなかったし、政府の最初の津波情報は3メートルだったのが被害を拡大したようだ。実際は10,8メートルの津波が襲った。庁舎も含め、市内13か所あった避難所の内11か所が流されている。避難場所に避難しながら、波にさらわれた人も多い。防災無線も波をかぶり、活用できなかったことも被害を拡大。被災地での高台移転の協議をしているが、なかなか全体の合意が進まないようだ。防波堤も今後は、12,5メートルにかさ上げするという。常備薬を失ったり、自殺などでの震災関連死も49件を数えるという。


岩手県一関市
 津波などの被害はなく、家屋倒壊など直接の地震被害で、2700人余りが避難所生活を行っている。ここでは防災対策について示唆に富む、教訓を学んだ。
「行政の多くは計画を作ると安心する。自分たちもそうなっていた。」という反省から防災計画の見直しを始めている。そして「マニュアルには基本想定はあるがマニュアル通りの災害はない。前例踏襲主義では絶対対応できない。マニュアルに書いてない、法的根拠がないとなってむしろ役に立たない。マニュアルの策定は危機管理のスタートで、現場リーダーの判断力を要請する訓練をしている」と言われていた。
また
避難所を46か所開設し2701人が避難(多くは停電と断水のため)。この避難所のうまくいったところと行かなかったところが明確になった。うまくいかなかったところは、運営は市職員が行い地域の人たちはお客さんの意識で、市職員との意思疎通もうまくできなかった。うまくいったところは自主防災組織の代表などと施設の管理者や市職員が一体で運営し、地域のリーダーになっている人が力を発揮することが大事ということだった。成田市でも、3・11では地震発生後間もなく1,000人を超える自主避難者がいたが、避難所対策として教訓にしなければならない。


宮城県名取市
 沿岸部の地域が津波で壊滅的被害を受けた。5700人が居住していたが、911人が死亡。全体では今も5000人以上が仮設住宅だという。最大2,7メートルの津波被害での避難訓練をしていた。過去の津波警報でも50センチメートルの高さだった。このことが住民に安心感をもたせていた。だから消防団が車でアナウンスしても逃げない人たちもいたそいうだ。実際は6から8、そして10メートルと気象庁の予報も変化していった。防災無線は壊れて機能しなかった。消防団16人、市議会議員2人もなくなっている。被災地の高台移転協議は、ここでも難航しているようで、職員も疲れ切っていた。職員も地震後家に帰れなかったり、身内の人をなくしたりしているのに、対策で庁舎に寝泊まりの状況があったという。

福島県南相馬市
 津波により、死者540人を出し深刻な被害を受けているが、それに拍車をかけているのが放射能だ。第1原発から20キロ圏内である警戒区域、小高区に入った。つい最近まで立ち入り禁止区域だ。今は往来が自由になっているが、電気・ガスなどのライフラインは止まったまま、地震で崩壊した家々もそのままの状態だ。広大な田んぼも津波で流された自動車が刺さるように埋まっている。放射線量が高く手がつけられないのだ。3・11の地震から其のまま時間が止まっている。大きな民家が多く、2世代3世代で同居の生活だったろうに、狭い仮設住宅など家族もばらばらの状態が続いている。市としては、市内全域でコメの作付を停止している。田はあれ、開墾前に戻るのではないかと心配されるが、それ以上に作ることを許されない人々の心が折れることが心配される。7万人いた人口も4万人台になってしまっている。特に子どもを抱えた世帯が、他市へ移っている。他市へ移った子どもたちの生活も落ち着いてくると、再び南相馬市に戻ってくることも難しいという。若い世代がいなくなり将来の市の姿が見通せないのが現状ではないだろうか。

 今回の視察で、とにかく1日も早い復興を願わずにはいられない。その為には、政府でいろいろ考えるのではなく、現場を一番わかっている自治体を助け、要望を実現していくことこそが政府の役割だと思う。また、放射能被害がいかに深刻化、南相馬市を見れば一目瞭然だ。「全責任をもつ」と大見えを切って大飯原発の再稼働にゴーサインを出した野田内閣だが、福島に「全責任」を負っている姿は見えない。

 
4月24日 NT赤坂センター築振興検討協議会
 センタービル跡地の半分1haは市が購入し、来年度からのNT5地区保育園の大規模改造に伴う仮設保育園に当面利用されることが決まった。残りも、県まちづくり公社が今年度で解散することになっているのではやく、「処分」したい様子。目的もなく買うわけにはいかないのが、成田市だが、人口3,6万人を抱えるNTの将来を考えると、まとまったセンター地区の土地を民間へ払い下げるのはいかがなものかと思われる。
 ボンベルタが5月2日には本館の第1期オープンをする。マルエツの売り場面積も1,5倍となり大きな酒売り場や化粧品、ドラッグストアーもできるようだ。6月下旬にオープンする4階には家電売り場もでき、ボーリング場も再開される。また別館にはペット店などもできるようだ。


 放射能

市内の農地土壌の放射性物質検査が行われた。昨年12月に県が県内103ヵ所の地点を検査し、うち成田市は普通畑2か所の検査が実施されていた。その時には放射性セシウム134と137の合計が240と221ベクレル/sだったが、その結果北羽鳥が一番高く214、そのほかは100から150ベクレル/s前後だった。なお、農地土壌の基準値は設定されていない。
4月18日 タケノコ放射能結果
 千葉県が行った、再検査では100ベクレルを超えることはなく、出荷の自粛には至らなかったが、市民が市に持ち込んだ簡易検査ではいくつかで基準値を超えていた。福島から200キロ離れた成田で今もこうした影響が続く放射能災害、何にも解決していないに等しい。それでも「安全」で原発を再稼働しようとする政府は命をどのように考えているのだろう。
4月15日 卓球スポーツ少年団五十嵐コーチ送別会
 30年近くにわたって、新山小体育館の利用申請や鍵の管理をしてくれた、五十嵐コーチの勇退に伴う送別会。たくさんの小・中・高の学生やその保護者等が集まっての昼食会。すでに大人になった卒業生も沢山いるし、またこういう機会に集うことができればいいのだが。五十嵐コーチ新山クラブでも、本当にお世話になりました。
4月14日 成田太鼓祭り
このイベントで初めて雨天のため室内で行われた。とても素晴らしいものだったが、やはり成田山本堂前で夕暮れの中、独特な力強さと、神秘的な雰囲気を醸し出すことはできなかった。何よりも演奏したメンバーが残念がっていた。
4月11日 成田市産 たけのこ 再検査
 原発の再稼働を「政治判断する」と、大見えを切っているが、国民の信頼の低い政府が何を根拠に判断するのだろうか。これも信頼のない廃止予定の原子力安全・保安院が安全基準を作成し、福島第1原発の事故調査委員会の検証結果も出ていない。原発周辺の自治体の避難体制も作られていない。放射能をまきちらさないように改良するベントは2015年になるという計画でしかない。何も変わっていないのに、そして大きな地震と津波が改めて予測されているのに、今でも関東周辺のタケノコや椎茸から基準値を超える放射能が出ているのに、何を根拠に再稼働だろうか。成田のタケノコは、国の定めた放射性セシウム134・137合計で100ベクレルを下回る60ベクレルだが、厚生労働省の通知により50ベクレル以上は3検体以上の調査が必要とされており、改めて調査するとしている。
4月9日 連合議員団研修会
午前中の幹事会後、3単位での研修会。それぞれの問題提起にまなぶ。
@連合千葉の当面する課題と取り組み  黒川会長
A東日本震災以降の千葉市における街づくり課題  熊谷千葉市長
B働くことを軸とする安心社会
  ・介護分野  連合本部
  ・公契約運動について  連合本部

   
4月6日 新山小・中台中入学式
 さくらの花に歓迎されて行われた入学式。いつもは日を変えて行われるが、曜日の関係か1日で挙行された。招待いただく側としては効率的ではあるが。午前は小学校、午後は中学校と参加。新山小では37人、2クラスの入学。なかなか読めないことはもちろん書くことも大変だろうなという名前が多いことが来賓での雑談。2年生全員での「新入生を迎える言葉」は、それを聞く新1年制との比較で、たった1年でこうも違ってくるのかという、教育の力を感じさせられる。
 中台中はA〜Fまでの6クラス、194名の入学。みんなの表情には、緊張感も感じられる。あっという間の3年間になるだろうから、日々を大切                 にしてほしい。
4月3日 TV「市長死す」
 松本清張原作、反町主役のドラマが放映された。成田市議会の議場が舞台として活用され、エキストラとして議員や職員が参加。空港などロケ地となるのは多いが本会議場がこうした活用されたのは初めて。本会議場では「ふれあいコンサート」も、行われるようになってきたが、議会がいろいろな形で開放されることは大歓迎。様々なロケ地誘致の取り組みにも、期待したい。
4月1日から 敬老祝い金削減

今年度から年々、増大する敬老祝い金の変更がされた。今年度約8000万円見込まれていた祝い金は3000万程度に削減される。75歳からは毎年支給という全国でも例のない制度であり、方向性としてはやむをえないと考えるが、削減されたお金が敬老の方々に別の政策として還元されるよう求めていきたい。市では高齢者の交通対策の充実として検討するとしている。また老人会や地区社協など、高齢者福祉などにかかわっている団体と事前に相談がなく進められたことは、大きな問題だ。また今年度から成田市が2日間に分けて国際文化会館で開催していた敬老会は16地区の社協が主体となってそれぞれの地区で開催されることになる。

改正

改正後

75 歳・76 歳 →5,000

77歳→20.000

77 歳〜89 歳→ 7,000

88歳→30.000

90 歳〜99 歳→ 15,000

99歳→50.000

100 歳以上 →30,000

100歳→80.000

数え100 歳祝金→ 50,000

101歳以上→30.000

3月25日  社民党千葉県連合大会
今回の大会で、村上代表が退任し小宮代表(県会議員)へとバトンが渡された。今年は総選挙も取り立たされている。社民党の存在意義が問われる選挙にもなりそうだ。

 それにしても、選挙ではマニフェストにもなく、組閣において3党連立合意では否定していた消費税に政治生命をかけるとは、いったい何のための政権交代だったのかあきれてものが言えない。社会保障と一体改革だということすら、全く見えてこない。ただただ消費税増税が目的になっているようだ。税が足りないのなら、所得税や、法人税などの見直しや金持ち優遇税制の見直しを先に行うことが順序だ。税は富の再配分であり、高所得者から応分の負担をしていくことが基本だ。とりやすいところでとる消費税は、所得の低いものほど重税となる。
3月24日 さよなら原発集会
日比谷野音で開かれた集会に参加。組合関係者や生協関係者など6000人が参加。国際協力機構の緒方理事長が、「福島原発事故について、地震や津波があったから、という人がいるが、日本はそもそも地震大国だ。日本ほど技術が進んでいる国で、しかも広島・長崎の経験があり原子力に慎重なはずなのにこんなことになった。うまくいかないといわざるを得ない。」「太陽光、風、地熱など発電方法が進歩する中で、いろんな形を考えるべき」と原発輸出に疑問を呈した報道がされていた。全くその通りだと思う。これとは正反対に原発関連企業からお金をもらっていた政府関係の御用学者が、原子力安全委員などの役職をやっていながら「影響を受けることはあり得ない」とうそぶく。そんなことは誰も信じないだろう。まず、政治家も御用学者は、原発関連会社からお金をもらっているかの有無を明らかにしてから発言すべきではないか。そしてそのお金は被災地の復興にまわすべきだ。それから初めて発言権が生じるのではないか思う。結局はそのお金は、電力料金に上乗せされ消費者が払ったものだからだ。
3月23日 3月定例議会閉会

 一般質問では3点行った。
@公共建築物のライフサイクルコストについて
  公共の建物にかかる、建設費や修繕費のほか、運営管理費、水光熱費などその建物ができてから老朽化で廃棄されるまでかかる総費用を明確にし、計画的な大規模修繕などで長寿命化を図るためのもの。築40年に満たない国際文化会館が突如建て替えの話がされるなど、その管理のあり方の疑問からただしたもの。来年度「公共施設白書」を作成し、それに対応することになっている
A「公契約条例」の制定について
 野田市が全国に先駆けて行った制度で、公共工事や業務委託の入札において、一定の基準額を超えるものについては、働いていても生活保護水準というワーキングプアをなくすために契約業者にはその工事などで働く者の最低賃金水準を設けようとするもの。不況の中では、最低制限価格同札での入札が多くなっている。しわ寄せは、人件費、つまり働く者に来ることは容易に想像される。
B広島・長崎への中学生平和使節団の派遣について
昨年はこの件について、市長が前向きに検討していたので敬意を表して見守っていたがどうしたわけか来年度予算に盛り込まれていなかった。担当部署では当然盛り込まれると考えていたようで、どこかで誰かがブレーキをかけているようだ。
3月16日 加良部小卒業式
4クラス、142名の6年生がだれ一人欠席しないまま、迎えられた卒業式。在校生の「卒業の日よ おめでとう」に送られ、「旅立ちの日に」「エール」の歌声を響かせてすこし頼もしくなってきた彼らが巣立った。彼らを見ていて、自分の時を考えてみるが、しっかりとした記憶には残っていない。やはり緊張していたことくらいだろうか。彼らを見ていて、前に向かうその気持ちだけでも素晴らしいことではないかと感じる。
3月13日 中台中卒業式
5クラス、175名の卒業式。素晴らしい歌声を残して、学び舎を巣立つ卒業生。義務教育を終り、ここから良くも悪くもそれぞれの道を歩むことになる。おくすることなく、自分の打ち込めるものを見つけて進んでほしい。
3月3日 加良部社協主催 ひな祭り食事会
 地区内の一人暮らしの高齢の方を対象とした食事会。役員入れて70人ほどが参加。これに子どもたち含め日本舞踊で花を添えていただいた方々が20人ほど。外はまだ梅の花もプックラと膨らみつつも寒さに身を縮めていたが、会場の福祉館ホールは心もポカポカ小春日和だった。
2月13日〜15日 会派視察  沖縄
宜野湾市の市長選があった翌日だが、普天間町の米軍基地を視察。約2,5万人の米軍が駐留している沖縄。日本の米軍基地の74%がここにある。沖縄本島の18%を占めている米軍基地。
普天間もそうだが、ただ18%ではなく街の中心部を、米軍基地が占め、町おこしの再開発の余地すらないのが現実だ。米軍基地以外に産業を立地する場所もなく高齢化は進む。見渡す限り米軍基地だ。嘉手納町議会でも、2年間で40回の臨時議会を開き、そのほとんどが米軍への抗議決議のためという。人口14000人の普天間町では、騒音問題等を抱えながらも米軍基地に勤めることや、地主には米軍からの借地料が入るため、問題を複雑にしている。しかし町に未来と希望がないことでは共通しているようだった。あらためて、米軍基地の海外移転を思う。
 沖縄への往復は、成田空港からLCCを利用した。少し狭いが、国内の移動では問題はない。これから先も国内線のLCCが拡充されていく。空の地図を大きく変えるだろうと思われる。
1月29日 NT5地区社協打ち合わせ
 昨年は3・11による地震で5地区合同のお花見会(NT内の一人暮らしの方の食事会)は、中止となり、今年は福祉館ホールの収容能力から取り組みそのものの中止となった。加良部地区では、今回限りになる予定だが、お雛さま食事会として3月3日に開催予定。そして、今年からいよいよ市の主催による敬老会がなくなり、16地区各社協ごとの主催によりそれぞれの地域での取り組みとなる。加良部地区の対象者は600人以上になるだろうから、その企画そして準備に備えなくてはいけない。地域で敬老の心を育てる取り組みにしていきたい。
1月28日 社民党千葉県連合新春の集い
 来賓含め300名近く集まっての、毎年の恒例レセプション。福島党首も参加。今年は総選挙も考えられるし、民主党の惨敗は間違いないように思えるが、自民党も伸びる要素は少ないだろう。橋下新党など政治的には混沌とした状態が続きそうだ。社民党も試される。
1月25日 連合成田・佐倉地域協議会旗開き
 空港を抱え、所帯の多い成田の連合。各種の職業を抱えている。ある意味成田の労働の中心部隊でもある。今年は、未組織の人たちに働きかけを強めるために事務所と担当者が配置をされより充実した取り組みが期待される。

成田もうっすらと雪化粧  27日
1月21日 新山卓球クラブ 交流試合&新年会
 このところ若い人たちが続けて入会し会員数も40人を超え、10台の卓球台が足りない状態が続いている。そのほかに小学生・中学生・高校生も参加しており10代から70代までが一緒に汗を流す。年齢、性別、職業を問わない楽しい集まりでもある。若い人たちのレベルも高くなり、市内の団体戦では優勝する実力になっているし、他市での団体戦でも優勝している本格派。個人的には実力はともかく、若い人に交じって運動不足とストレスの解消には欠かせない。

寒さに耐えベランダで咲く
1月20日 全農林千葉農政分会旗開き
 県内に数ヶ所あった事務所が統合されてできた文分会。多くが遠距離通勤になったようだ。埼玉へ通勤している人たちもいる。組合機能も制約を受けているが、頑張ってほしい。
1月16日〜18日 議運視察 議会改革について
 議会運営委員会として、全国的に先進的な取り組みをしている大分市議会、春日市議会、嬉野市議会を視察。この取り組みは議員が主体的に行うものであり、議員の意識改革が強く求められるもので、説明も当該の議員が行うのが通例だ。そうした意味では議員間の交流にもなるし、ある意味お互いの状況もわかりつつ、率直な意見交換をすることができた。議会改革とは議員の意識改革であることがよくわかった視察となった。

大分市議会  人口47万人。日経新聞調査 議会改革度6位。議員46人の県都である大きな自治体だ。平成20年4月議会に「議会基本条例」を制定している。そして20年から22年まで毎年市民との意見交換会を議員が市内13か所で行っている。受付から、運営まですべて議員の仕事。そこで出された要望などは、後日関係する委員会等で協議し返答するようになっている。議会には、市長と違って、執行権はなく「やります」などとは答えることができないため、現況についての説明になるようだ。この市民意見交換会も、何を言われるかわからない(答えられない)と二の足を踏む議員もいたようだが、回数を重ねるうちにそれも解消されているようだ。回数を重ねることによって、市民の意識のほうも変わっていくのかもしれない。言う側、言われる側ではなく文字通り意見交換会として協働していく姿勢が確立されていくことが必要ではないかと思われる。

春日市議会  人口11万人。議員20人。日経新聞調査 議会改革度36位。広域行政が多く、単独ではゴミ焼却場や消防もなく人口の割には議員も職員も大変少ない自治体だ。福岡市のベットタウンとしてあり、大きなホールも必要性がないという。自衛隊の関係で10年以上住み続けている人口は56%ということで、大変転出入の多い市でもある。そうした意味では市政への関心が薄くなるのが通例だ。議会基本条例は21年4月に制定。議会報告会は2か所に分けて年1回開催。市長が公民館単位で毎年35か所で出前懇談会を開催しており、市民との距離ははるかに市長のほうが近いようだ。その分の苦労があるようだった。その他では、市役所1階のロビーに設置のテレビで本会議が放映されていたり、本会議の質問時間が答弁を除く40分だったり(成田市は答弁含め60分)成田市議会でも検討されるべきことがあった。

嬉野市議会  人口28500人。日経新聞調査 議会改革度3位。議員18人の小さな自治体ではある。しかし、議会改革への意識は高く、われわれへも議員6人が対応してくれ意見交換することができた。昨年9月には早稲田大学のマニフェスト研究所(所長 北川正恭)が調査に訪れるほど先進的な議会でもある。全国からの視察も多い。本会議での一般質問を見ても、議長副議長を除く全員が行うことがあるほど積極的なようだ。議員数も少なく自治体規模も小さいので小回りが利くという点があるのかもしれないが、各常任委員会でも所管の関係する団体(文教→校長会等)との意見交換も行われている。市民との意見交換会は「議員とかたろう会」の名称で年2回開催されている。当初は小学校区ごとの7か所で開催されていたものを、市民の意見が出やすいようにと今年度は16か所に細分化して行われている。開催の前には、議員をAとBグループにわけ、想定問答を行うなどもされていた。参加者が固定化したり、高齢者が多くなる傾向の中で、若い人を対象にということで、PTAに積極的に働きかけるなど、走りながら改善されている、あるいは改善しようという意識が伝わってきた。「かたろう会」では、「あなたはどう思いますか」の意見も出されるが、個人報告会ではないので個人の見解は述べないようにしているが、今後議員間討論することに市民の期待があるのではないかということも話されていた。確かに市民は決まったことを聞きたいのではなく、なぜそう決まったのか、賛成意見、反対意見をその場で聞くことによって、市民も考える素材が与えられるので難しくはあるが(本来はそれが議会の場でされなければならない)必要なことでもある。そうしなければ、多数決で決まったのみしか映らないし、結果として議員は多数決要員になってしまう。今後の課題として、政策機能を強化し条例を制定していくことと述べれれていたが、この点においては議会スタッフとの協調が欠かせない。大分市では23人の議会事務局を抱え、そのうち政策調査室として6人を抱えていた。こうした点では成田市も含め大きな自治体以外はかなり制約されるように感じる。

 成田市も、議会改革が決して大きく遅れているとは思わないが、議会基本条例策定、その中で市民との意見交換会開催、こうした取り組みの中で議員間の討論が深まり議員の意識改革につながっていくものと思える。目標を決めてまず、走り出すことが必要なように感じた。
1月9日 成人式
 国際文化会館で開催された、成人式。3度目の0(ゼロ)〜Born this way 〜のサブタイトルをつけての開催。成田市では1360人のみなさんが、成人式を迎えた。成人のみなさんが実行委員会で企画、運営。例年になく落ち着いた式典だった。 実行委員の熱意が伝わってくる。
 自分の20歳の時に何か目的や夢がはっきりしていたわけではないし、彼らに夢に向かって進めと言えることはないが、これからの人生迷ったら一歩踏み出す勇気を持ってほしいと思う。失敗し傷ついても、踏み出さないよりは人生の力になると思うから。
2012年  元旦
3月11日の東日本大震災の被害の多くは津波でした。多くの尊い命が奪われました。想定していなければならなかったことを考えると、悔やまれてなりません。そして、人災というべき福島原発事故。東電も政府も適格な対応がとれていないことが明らかになってきています。そればかりか、原子力村といった構造から「安全神話」が創りだされ、お金の力でそれを浸透させてきたことがいまさらながらに明確になっています。そもそも原発は人間の力でコントロールできないし、使用済み核燃料は処理方法すら決まっていないまま増やされ続けています。脱原発は人類が地球の一員である限り、とらなければならない道だと思います。
 政治の劣化もひどいものがあります。約束は破るためにある これは政治の世界では2重の犯罪です。約束を期待し投票した人への裏切り、政治とは信用してはならないものであると政治不信を高めたこと。議会制民主主義の死を意味します。
 しかし、暗澹たる思いに留まることもできません。明日に希望を膨らませて、今年も、一人でも多くの人たちと笑顔をつないでいけたらと願っています。
今年もよろしくお願いいたします。

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