このエッセイでは、記憶だけを頼りにおすすめ映画を紹介していきます。
多少の間違いは御容赦を。
すべての映画が、おすすめ度☆☆☆☆☆です。
最初に紹介するのは、「陽のあたる教室」です。
(1999/5/24)
題名:陽のあたる教室(1995年)
【内容】
売れない作曲家、ホランド先生の半生を描いた作品。
音楽教師になれば自由に作曲する時間ができると考えていたが、音楽を通して生徒の人生にふれ、30年間も勤めあげてしまう。また、耳の不自由な息子が生まれ、両親と息子のふれ合いが描かれている。
【評論】
この作品、3回見て、3回とも泣きました。傑作です。
ジョン・レノンを中心とした1970年代の音楽とその時代を描き出すところが印象的。
例外はあるものの、生徒達の音楽の才能はけっして高くなく、息子は音を聞くことが出来ません。
しかし、みんな音楽を通してホランド先生と結びついています。ラストシーンは感動的。
外国では名前の語呂合わせがよくありますが、「ホランド」は、Homeland(故郷)のことでしょう。
続いて紹介するのは、「サウンド・オブ・ミュージック」です。
誰もが知ってるクラシックな作品ですね。
これも音楽がテーマとなっていて、私の趣味の世界です。
(1999/6/3)
題名:サウンド・オブ・ミュージック
マリアとトラップ一家のミュージカル。
修道院からトラップ一家へマリアがやってきた。
最初はベビーシッター(お手伝い?)だったが、やがてマリアは主人に恋をするようになる。
結婚した二人は、ナチス・ドイツへの協力を拒み、オーストリアを脱出する計画を立てる。
前半がラブストーリーで、後半は戦時下の弾圧がテーマとなっている。
前半がなければ後半が成り立たず、後半がなければ物足りない。シナリオとしても完璧である。
しかし、なんと言ってもこれはミュージカルであり、スタンダードな曲が随所に見られる。
ドレミの歌、エーデルワイスはあまりにも有名。
必見、必聴の映画である。
音楽映画の話題続いているので、ついでにもう一つ。
「グレン・ミラー物語」と「ベニー・グッドマン物語」という2つの映画がある。
まったく違う映画を比較するのはどうかと思うが、名前が似ているのであえて同列に並べてみた。
ちなみに、個人的には「ベニー・グッドマン物語」のほうが好みである。
(1999/6/27)
題名:グレン・ミラー物語
グレン・ミラーの半生を描いた作品。まだ無名の頃、自分の”サウンド”を求めて苦労しているところから始まり、ヘレンとの結婚、やがて有名になっていく姿を描く。そして第二次世界大戦中は従軍バンドとして活躍する。
「ムーンライト・セレナーデ」「イン・ザ・ムード」「茶色の小瓶」と言えば知らない人はいないだろう。グレン・ミラーの作品はあまりにも有名である。ゲストにルイ・アームストロングを迎え、ヒットナンバーがつづられる。
多少の脚色はあるようだが、映画としては逆に面白い。ラストシーンについては、あえて語らないことにしよう。
題名:ベニー・グッドマン物語
ジャズ界の巨匠であり、クラリネット奏者、ベニー・グッドマンのお話。黒人音楽であったジャズを、白人の世界に広げ、ついにはカーネギーホールで演奏をすることとなる。ジャズを蔑視していたマリアの父に自分を認めさせ、恋も成就させる。
ベニー・グッドマンを知らない人には面白くないかもしれないが、知っている人が見れば感動的である(ちょっと大袈裟か)。ジャズの面白さを全面に出しつつ、実はクラシックの実力も一流だという、ジャズファンにはたまらない話である。
ラブストーリーもからめ、ハッピーエンドに仕上げてあるのも良い。まさに音を楽しませてくれる作品である。