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◆◆ 「第10回村上弘教授を囲む会」のご報告 ◆◆ 秋深まり紅葉真っ盛りの京都にて今年も行政学ゼミ同窓会「村上弘教授を囲む会」が開催されました。 今年は記念すべき第10回目。平成11年の第1回から始まり、毎年秋に全国から参加者が集い、同窓会が開催されています。 当同窓会の特色である現役生を交えた勉強会及び懇親会の構成は今年も変わらず、卒業生、現役生そして村上先生を加えた総勢28名が参加し、楽しい時間を過ごしましたので、ここにご報告します。 <第1部>14:00~17:45 立命館大学衣笠キャンパス(敬学館237号教室) ◆自己紹介 荒木浩剛同窓会会長(H9卒)による開会の挨拶の後、参加者1人ずつの自己紹介が行われました。名前や所属に加え事前に提示された「楽しいトピックス」の話題では、参加者各人の個性溢れるトークが笑いを誘い、場の雰囲気が和みました。
◆◆ 「第10回村上弘教授を囲む会」のご報告 ◆◆
秋深まり紅葉真っ盛りの京都にて今年も行政学ゼミ同窓会「村上弘教授を囲む会」が開催されました。
今年は記念すべき第10回目。平成11年の第1回から始まり、毎年秋に全国から参加者が集い、同窓会が開催されています。
当同窓会の特色である現役生を交えた勉強会及び懇親会の構成は今年も変わらず、卒業生、現役生そして村上先生を加えた総勢28名が参加し、楽しい時間を過ごしましたので、ここにご報告します。
<第1部>14:00~17:45 立命館大学衣笠キャンパス(敬学館237号教室)
◆自己紹介
荒木浩剛同窓会会長(H9卒)による開会の挨拶の後、参加者1人ずつの自己紹介が行われました。名前や所属に加え事前に提示された「楽しいトピックス」の話題では、参加者各人の個性溢れるトークが笑いを誘い、場の雰囲気が和みました。
◆ワークショップ 続いて、田中剛さん(H16卒)をコーディネーター役として、「モチベーションアップで充実した仕事をしよう!」と題してワークショップが始まりました。 最近の若者の働く意欲が低下傾向にあるとの認識の下、どうしたらモチベーションを上げることができるのかについて4つの班に分かれ議論をし、班対抗でアイデアを競い合いました。 卒業生と現役生が交じった班内では世代や立場を超えて活発な議論が展開されました。また、アイデアの発表時においてはすべての班で現役生が発表役を務め、発表後の質疑にも上手く受け答えをするなど現役生の活躍が目立ち、卒業生一同は感心のまなざしで眺めていました。 各班の発表後には荒木同窓会会長による講評が行われ、その結果見事1位に選ばれた班には立命館大学特製かわらせんべいが賞品として授与されました。 ワークショップでは、初対面の人がいる中でも同じテーブルで話をすることで顔見知りになり、自由に意見交換できるところが魅力的です。雑談も交えながらも議論し合って多種多様な意見・考えに触れたワークショップで参加者の交流は深まっていきました。
◆ワークショップ
続いて、田中剛さん(H16卒)をコーディネーター役として、「モチベーションアップで充実した仕事をしよう!」と題してワークショップが始まりました。
最近の若者の働く意欲が低下傾向にあるとの認識の下、どうしたらモチベーションを上げることができるのかについて4つの班に分かれ議論をし、班対抗でアイデアを競い合いました。
卒業生と現役生が交じった班内では世代や立場を超えて活発な議論が展開されました。また、アイデアの発表時においてはすべての班で現役生が発表役を務め、発表後の質疑にも上手く受け答えをするなど現役生の活躍が目立ち、卒業生一同は感心のまなざしで眺めていました。
各班の発表後には荒木同窓会会長による講評が行われ、その結果見事1位に選ばれた班には立命館大学特製かわらせんべいが賞品として授与されました。
ワークショップでは、初対面の人がいる中でも同じテーブルで話をすることで顔見知りになり、自由に意見交換できるところが魅力的です。雑談も交えながらも議論し合って多種多様な意見・考えに触れたワークショップで参加者の交流は深まっていきました。
◆行政学ミニ講座
第1部の締め括りは、恒例の村上先生による行政学ミニ講座です。今年は、先生が執筆中の行政学テキストを題材に約1時間の講義が行われました。 政府と企業の活動の比較や日本の行政の規模についての国際比較、また近年話題となっている道州制についての先生の持論などが紹介され、参加者は先生の講義に熱心に聞き入っていました。 行政学ミニ講座は、卒業しても村上先生の講義が聞ける貴重な機会です。日々仕事に追われることの多い社会人にとっては、あらためて「行政」について考え、各々関心のあるテーマについて自らの意見や考えを整理する有意義な時間になったのではないかと思います。 <第2部>18:00~21:30 「HOUSEYORK(ハウスヨーク)」 ◆懇親会 午後6時からの第2部は、場所を大学近くのレストラン「HOUSEYORK(ハウスヨーク)」に移し、懇親会が開かれました。 名屋信宏副会長(H8卒)の開会宣言、村上先生の開会挨拶、山地謙一郎さん(H4卒)の乾杯発声によりスタートした懇親会は、美味しいお酒や料理を味わいながら村上先生と卒業生、現役生が和やかに談笑し、楽しい時間が流れていきました。 現役生から卒業生への質問コーナーも設けられ、「どうしたら人前で上手に話すことができますか?」「今のお仕事に充実感、やりがいを感じていますか?」などといった質問に対し、社会経験豊富な卒業生が分かりやすく回答し、現役生のみならず卒業生も参考になるお話が聞けました。 時間の経過と共に席を移動しての会話が始まり、就職活動を本格的に迎える現役生はお目当ての卒業生にアドバイスを求めるなど熱心に情報収集している姿が印象的でした。 大いに盛り上がりをみせる中、予定終了時間を大幅に過ぎた午後9時半頃、武内真一郎同窓会副会長(H9卒)の締めの挨拶によりに閉会となりました。 ◆番外編 懇親会終了後も村上先生を含む11名が北野白梅町付近のカフェ「HARBORCAFE 北野白梅町店」にて二次会を開催し交流が続きました。話題は様々でしたが、村上先生が執筆中の行政学テキストに掲載するコラム「行政学に関係する映画」の話題は特に盛り上がり映画談義などに花が咲く中、午後11時前にお開きとなりました。 【作成】役員・安江健太郎(H13卒) 出席者からの感想 出席した現役ゼミ生4名、卒業生1名から感想を頂戴しました! ■第10回村上弘教授を囲む会に参加して 政治行政専攻3回生 相川泰士 先日はお世話になりました。第一部、第二部に参加させていただきましたが、村上先生そして諸先輩方とお話をすることができて非常に貴重な経験ができたと思います。10月から就職活動も始まり、社会で活躍されている先輩方から少しでも「働く」ということの意義について学ぶことができたらという気持ちで参加させていただきました。 第一部のワークショップでは、“社会人の方と一緒に作業を行う”という経験ができたことが最大の収穫でした。作業の進め方から先輩方の豊富な知識といったことまで圧倒されっぱなしでしたが、良い刺激を受けることができました。また、班の代表として現役生が先輩方の前でプレゼンテーションを行えたことも今後の大学生活や就職活動のためになったと思います。 第二部では穏やかな雰囲気のなか村上先生や多くの先輩方と食事をすることができ、就職活動のアドバイスなどをご教授していただきました。特に武内さんから「もっと自分から積極的に先輩たちに聞かないと…」とご指摘を受けたことが印象に残っています。学生のあいだは“誰から何かをしてもらう”ということ多いですが今後はそれではいけないと実感しました。そして何より卒業後も親交が続いている村上ゼミの団結力に驚かされ、私たちも先輩方のように先生や仲間と親交を続けていきたいと感じました。 最後に荒木会長をはじめ、企画・準備をしてくださった方々、本当にありがとうございました。今後もこのような機会があれば是非参加させていただきたいと思います。 ■第10回村上弘教授を囲む会に参加して 現代法専攻3回生 木村宏美 今回、記念すべき第10回村上教授を囲む会に出席させていただきました。 自分にとって大変有意義な時間を過ごせたと思います。具体的には、学生の私たちとは異なった実際の経験に基づいた悩みやご意見、仕事に関する率直なお話が聞けたこと。そして、現在就職活動中の私たちに向けたメッセージ。様々なお話を拝聴でき、自分の視野が広がりました。 最初は自己紹介から。やはり、社会人の皆さんは自己紹介もお上手で、うらやましいくらいでした。 そして、第一部のワークショップ。もっとも嬉しかったことは、グループ内での話し合いがうまくまとまったことです。最初は緊張して、うまく意見を言い表せなかった私を、グループのOBさんがサポートしてくださいました。ここでも、やはり社会人の先輩方と自分との差、自分の未熟さを実感しました。というのも、やはり先輩方はお話の組み立て方、お話しの仕方がお上手だったこと、社会人ならではの視点からの(仕事を行う上での自身の経験に基づいた)ご意見をおっしゃっていたこと、加えてグループ内の意見のまとめ方も上手だったためです。短い時間でしたが、通常ならばお話する機会のない社会人の先輩方と意見の交換ができ、とてもいい経験となりました。 そうするうちに、村上先生がご登場し、執筆中のテキストについて手短にお話していただきました。特に村上先生らしいなあ、と感じた点は、「テキストのコラムに映画のススメが入っている」という点でした。テキストの執筆が終了なさったら、ぜひ一度拝見したいと思いました。 そして、第二部での食事会。4回生の先輩方、二部からご参加の先輩方を交えて、リラックスした雰囲気の中で、たくさんのお話を聞かせていただきました。就職のこと、学習のこと、社会のことなど…いろいろなお話をお聞きし、アドバイスもいただきました。 今回の同窓会で、今までよりもより身近に村上ゼミを近くに感じるようになりました。村上先生や先輩方とお会いできて、本当に良かったという気持ちでいっぱいです。 ■第10回村上弘教授を囲む会に参加して 政治行政専攻3回生 澤田陽太郎 今回私が村上弘教授を囲む会に出席しようと考えたきっかけは、社会人の方と話ができる良い機会であると考えたからです。私は現役3回生ですが、考えてみると社会人の方とゆっくり話したり、質問を投げかけたりということはほとんどないことに気付きました。ちょうど就職活動が始まった時期でもあり、何か得るものがあればと考え参加させていただくことにしました。 当日第一部では社会人の方と班になり、職場などでどんなときにモチベーションが下がるか、そしてそれはどのようにして解決すべきかについて討論を行いました。初めは緊張してしまいましたが、先輩方が本当に気さくな感じで優しくリードしてくださり、リラックスして討論に臨むことができました。全体の雰囲気も想像していたよりもずっとフランクで、楽しみながらワークショップに参加することができました。内容も、今後社会に出るにあたって自分自身が必ず直面する問題でもあり、この時期にそのような話をたくさんの先輩に聞かせていただいたことは今後大きな財産になると思います。 その後村上先生がご自身の新しい著書について説明してくださいました。たくさんの先輩方を前に、いつもの授業よりも幾分か緊張なさっているようにも見えました。本が出版されたらぜひ一度読んでみたいと思います。 そして第二部では、おいしい食事をいただきつつ、第一部に増してたくさんの先輩方と様々な話題についてお話させていただくことができました。今働いておられる職場のお話や、就職活動に関する質問、今年度のゼミの雰囲気やゼミ旅行について等、本当に楽しくお話させていただくことができました。職種も違えば年齢も様々という先輩方と一度に、そしてこの時期にお話する機会をいただけたということで、本当に貴重な時間をいただくことができました。 最後になりましたが、第10回という記念すべき年にこのゼミ同窓会にお呼びいただいて、本当に感謝しています。今回得られた経験をいかして、これからの就職活動や社会人としての生活につなげていくことができればと考えています。ありがとうございました。 ■第10回村上弘教授を囲む会に参加して 現代法専攻3回生 高橋佑典 今回村上教授を囲む会に参加しようと思ったのは、実際に働いている人の意見を直に聞くことができると思ったからです。正直に言いますと、最初は現役生の参加が予想以上に少なくやっていけるのかどうかものすごく不安でした。 しかし、実際に会場に行くと僕の不安とは対照的に堅苦しい雰囲気は一切なく、とても話しやすい先輩方ばかりですぐにうちとけることができました。 第一部で行われたワークショップでは、現役生と先輩方がチームとなり課題に取り組んで行くという内容のものでしたが、先輩方が気さくな方ばかりだったということもありこちらでも特に気負うことなく素直に楽しむことができました。個人的にはぜひ江東区主催でマスコミに反論できるような機会を設けていただきたいと思っています。 第二部では、会場を別の場所に移し食事をしながら交流を深めるといった内容のものでしたが、普段社会人の方と食事に行く機会がめったにない私にとっては新鮮でとても有意義な時間でした。また、ここで聞いた実際働いている人の本音や苦労話などがこれから就職活動をやっていく上で非常に貴重な体験となりました。 最後になりましたが、このような有意義な機会を設けてくださった先輩の方々、ほんとうにありがとうございました。とても楽しかったので来年度以降もできるだけ参加していきたいと思っています。 ■「村上弘教授を囲む会」と私 松村浩士(1998年卒業) 落語の三題話ではないですが、「秋の京都」、「立命館大学」、「村上弘教授」といえば、そうです、恒例の行政学ゼミ同窓会「村上弘教授を囲む会」ですね。 私は今、「麗しの都」京都から離れた地にて禄を食んでいることもあり、同窓会にかこつけて京都を訪れることが何よりの楽しみとなっておりますが、もちろん同窓会でも毎回楽しませていただいております。 今回は、10回目を記念して我ら卒業生にとって思い出深い衣笠の地にて挙行されましたが、久々に母校に足を踏み入れると、美しい新校舎やどことなく華やいだ雰囲気など、かつて我々が渇望して止まなかったキャンパスライフの一端を目の当たりにし、失礼ながら在校生の方々に嫉妬にも似た思いを禁じえませんでした。しかし、同時に母校の発展ぶりをまた、頼もしく思った次第です。 敬学館で行われた第1部では、職場などでのモチベーションの向上をテーマとしたワークショップが行われましたが、現役生の方々と一緒に考え、意見を出し合うことが本当に久しぶりに新鮮な思いがして、社会人としてどこか乾いてしまった自らの思考に潤いを得ることができました。 同時に、現役生の方々が疑問に感じていることや、進路のことに話が及んだ際には、無駄に年輪を重ねていないという自負(?)もありますので、いろいろとお話させていただきました。 卒業生・現役生の交流というのは、普段できることは難しいですから、こうした機会を捉えて、お互いのプラスとすることは大変有意義なことで、飲み会だけの同窓会と異なり、村上ゼミ同窓会の美点の1つだと思います。 第1部のもう一つの目玉は、もちろん恩師・村上弘教授のミニ行政学講座です。今回も、俗世の「時間」という概念を超越して登場した恩師は、かつて教えを請うた時といささかも変わらぬ講義スタイルで、アカデミックな場から遠ざかった私に改めて行政学という学問の有用性を教えてくださいました。 私は、商売柄、職務のいろいろな場面で「公がやるべきことは何か」ということを考えさせられます。特に、ここ数年は「小さな政府」(現在のところ主流)と「大きな政府」(最近復権の兆し)の綱の引き合いになっています。政治・行政学を専攻する者にとって、「政府と市場」の問題は古くて新しいテーマとして認識されていると思います。そして、日本における2000年代初頭からの流れというのは、こうしたテーマを学ぶ我々とすれば自明の理として理解されるでしょう(「政府の失敗」と「市場の失敗」)。 この点で、今回の先生のお話は、「政府」と「市場」のバランスをどこに置くかという問題について、非常に示唆に富むものでした。 また、もう一つのお話として、「道州制」についても触れられましたが、こちらも中央と地方の綱の引き合いで、「平成の大合併」を経て、「適正な地方行政の規模とは」ということが問われていると思います。合併により事務の効率化が進むか否かが1つの指標となるでしょうが、現在のところ合併して行政規模を大きくしたことによる効果はいま一つ判然としません。こうした現状を踏まえた上で、先生の中規模(人口300万人)の道州制案を興味深く聞かせていただきました。 と、堅苦しい話になってしまいましたが、もちろんこれだけでは終わりません。第2部での懇親会では、美味しい食事とお酒で気持ちもほぐれ、現役生・卒業生問わず和気あいあいの雰囲気の中、いろいろとお話ができ、楽しく過ごさせていただきました。その後は、さらに恒例の「お茶会」となり、先生のお話を伺い、本当に心ゆくまで行政学ゼミ同窓会を堪能いたしました。 ゼミの同窓会を、現役生の方々も交えて、飲み会以外の企画も盛り込みながら10回も続けるということは、法学部の他のゼミにおいてもなかなかないことではないかと思います。 ぜひ、現役生の方々は、こうした機会に卒業生を「利用」(言葉は悪いですが)して、村上ゼミのメリットを享受してください。多方面で活躍されている卒業生は皆、現役生に良きアドバイスをしたいと手ぐすねひいて待っているでしょう。 また、卒業生の方々は、年に1度、美しき思い出の都京都にて、村上先生のご尊顔を拝し、若い息吹に触れ(妙にジジくさいことを言ってしまいましたが)ながら、久しぶりの行政学ゼミの雰囲気を味わうというのもまた、オツなものではないでしょうか。 では、また来年皆様とお会いできることを楽しみに。
第1部の締め括りは、恒例の村上先生による行政学ミニ講座です。今年は、先生が執筆中の行政学テキストを題材に約1時間の講義が行われました。
政府と企業の活動の比較や日本の行政の規模についての国際比較、また近年話題となっている道州制についての先生の持論などが紹介され、参加者は先生の講義に熱心に聞き入っていました。
行政学ミニ講座は、卒業しても村上先生の講義が聞ける貴重な機会です。日々仕事に追われることの多い社会人にとっては、あらためて「行政」について考え、各々関心のあるテーマについて自らの意見や考えを整理する有意義な時間になったのではないかと思います。
<第2部>18:00~21:30 「HOUSEYORK(ハウスヨーク)」
◆懇親会
午後6時からの第2部は、場所を大学近くのレストラン「HOUSEYORK(ハウスヨーク)」に移し、懇親会が開かれました。
名屋信宏副会長(H8卒)の開会宣言、村上先生の開会挨拶、山地謙一郎さん(H4卒)の乾杯発声によりスタートした懇親会は、美味しいお酒や料理を味わいながら村上先生と卒業生、現役生が和やかに談笑し、楽しい時間が流れていきました。
現役生から卒業生への質問コーナーも設けられ、「どうしたら人前で上手に話すことができますか?」「今のお仕事に充実感、やりがいを感じていますか?」などといった質問に対し、社会経験豊富な卒業生が分かりやすく回答し、現役生のみならず卒業生も参考になるお話が聞けました。
時間の経過と共に席を移動しての会話が始まり、就職活動を本格的に迎える現役生はお目当ての卒業生にアドバイスを求めるなど熱心に情報収集している姿が印象的でした。
大いに盛り上がりをみせる中、予定終了時間を大幅に過ぎた午後9時半頃、武内真一郎同窓会副会長(H9卒)の締めの挨拶によりに閉会となりました。
◆番外編
懇親会終了後も村上先生を含む11名が北野白梅町付近のカフェ「HARBORCAFE 北野白梅町店」にて二次会を開催し交流が続きました。話題は様々でしたが、村上先生が執筆中の行政学テキストに掲載するコラム「行政学に関係する映画」の話題は特に盛り上がり映画談義などに花が咲く中、午後11時前にお開きとなりました。
【作成】役員・安江健太郎(H13卒)
出席者からの感想
出席した現役ゼミ生4名、卒業生1名から感想を頂戴しました!
■第10回村上弘教授を囲む会に参加して 政治行政専攻3回生 相川泰士
先日はお世話になりました。第一部、第二部に参加させていただきましたが、村上先生そして諸先輩方とお話をすることができて非常に貴重な経験ができたと思います。10月から就職活動も始まり、社会で活躍されている先輩方から少しでも「働く」ということの意義について学ぶことができたらという気持ちで参加させていただきました。
第一部のワークショップでは、“社会人の方と一緒に作業を行う”という経験ができたことが最大の収穫でした。作業の進め方から先輩方の豊富な知識といったことまで圧倒されっぱなしでしたが、良い刺激を受けることができました。また、班の代表として現役生が先輩方の前でプレゼンテーションを行えたことも今後の大学生活や就職活動のためになったと思います。
第二部では穏やかな雰囲気のなか村上先生や多くの先輩方と食事をすることができ、就職活動のアドバイスなどをご教授していただきました。特に武内さんから「もっと自分から積極的に先輩たちに聞かないと…」とご指摘を受けたことが印象に残っています。学生のあいだは“誰から何かをしてもらう”ということ多いですが今後はそれではいけないと実感しました。そして何より卒業後も親交が続いている村上ゼミの団結力に驚かされ、私たちも先輩方のように先生や仲間と親交を続けていきたいと感じました。
最後に荒木会長をはじめ、企画・準備をしてくださった方々、本当にありがとうございました。今後もこのような機会があれば是非参加させていただきたいと思います。
■第10回村上弘教授を囲む会に参加して 現代法専攻3回生 木村宏美
今回、記念すべき第10回村上教授を囲む会に出席させていただきました。
自分にとって大変有意義な時間を過ごせたと思います。具体的には、学生の私たちとは異なった実際の経験に基づいた悩みやご意見、仕事に関する率直なお話が聞けたこと。そして、現在就職活動中の私たちに向けたメッセージ。様々なお話を拝聴でき、自分の視野が広がりました。
最初は自己紹介から。やはり、社会人の皆さんは自己紹介もお上手で、うらやましいくらいでした。
そして、第一部のワークショップ。もっとも嬉しかったことは、グループ内での話し合いがうまくまとまったことです。最初は緊張して、うまく意見を言い表せなかった私を、グループのOBさんがサポートしてくださいました。ここでも、やはり社会人の先輩方と自分との差、自分の未熟さを実感しました。というのも、やはり先輩方はお話の組み立て方、お話しの仕方がお上手だったこと、社会人ならではの視点からの(仕事を行う上での自身の経験に基づいた)ご意見をおっしゃっていたこと、加えてグループ内の意見のまとめ方も上手だったためです。短い時間でしたが、通常ならばお話する機会のない社会人の先輩方と意見の交換ができ、とてもいい経験となりました。
そうするうちに、村上先生がご登場し、執筆中のテキストについて手短にお話していただきました。特に村上先生らしいなあ、と感じた点は、「テキストのコラムに映画のススメが入っている」という点でした。テキストの執筆が終了なさったら、ぜひ一度拝見したいと思いました。
そして、第二部での食事会。4回生の先輩方、二部からご参加の先輩方を交えて、リラックスした雰囲気の中で、たくさんのお話を聞かせていただきました。就職のこと、学習のこと、社会のことなど…いろいろなお話をお聞きし、アドバイスもいただきました。
今回の同窓会で、今までよりもより身近に村上ゼミを近くに感じるようになりました。村上先生や先輩方とお会いできて、本当に良かったという気持ちでいっぱいです。
■第10回村上弘教授を囲む会に参加して 政治行政専攻3回生 澤田陽太郎
今回私が村上弘教授を囲む会に出席しようと考えたきっかけは、社会人の方と話ができる良い機会であると考えたからです。私は現役3回生ですが、考えてみると社会人の方とゆっくり話したり、質問を投げかけたりということはほとんどないことに気付きました。ちょうど就職活動が始まった時期でもあり、何か得るものがあればと考え参加させていただくことにしました。
当日第一部では社会人の方と班になり、職場などでどんなときにモチベーションが下がるか、そしてそれはどのようにして解決すべきかについて討論を行いました。初めは緊張してしまいましたが、先輩方が本当に気さくな感じで優しくリードしてくださり、リラックスして討論に臨むことができました。全体の雰囲気も想像していたよりもずっとフランクで、楽しみながらワークショップに参加することができました。内容も、今後社会に出るにあたって自分自身が必ず直面する問題でもあり、この時期にそのような話をたくさんの先輩に聞かせていただいたことは今後大きな財産になると思います。
その後村上先生がご自身の新しい著書について説明してくださいました。たくさんの先輩方を前に、いつもの授業よりも幾分か緊張なさっているようにも見えました。本が出版されたらぜひ一度読んでみたいと思います。
そして第二部では、おいしい食事をいただきつつ、第一部に増してたくさんの先輩方と様々な話題についてお話させていただくことができました。今働いておられる職場のお話や、就職活動に関する質問、今年度のゼミの雰囲気やゼミ旅行について等、本当に楽しくお話させていただくことができました。職種も違えば年齢も様々という先輩方と一度に、そしてこの時期にお話する機会をいただけたということで、本当に貴重な時間をいただくことができました。
最後になりましたが、第10回という記念すべき年にこのゼミ同窓会にお呼びいただいて、本当に感謝しています。今回得られた経験をいかして、これからの就職活動や社会人としての生活につなげていくことができればと考えています。ありがとうございました。
■第10回村上弘教授を囲む会に参加して 現代法専攻3回生 高橋佑典
今回村上教授を囲む会に参加しようと思ったのは、実際に働いている人の意見を直に聞くことができると思ったからです。正直に言いますと、最初は現役生の参加が予想以上に少なくやっていけるのかどうかものすごく不安でした。
しかし、実際に会場に行くと僕の不安とは対照的に堅苦しい雰囲気は一切なく、とても話しやすい先輩方ばかりですぐにうちとけることができました。
第一部で行われたワークショップでは、現役生と先輩方がチームとなり課題に取り組んで行くという内容のものでしたが、先輩方が気さくな方ばかりだったということもありこちらでも特に気負うことなく素直に楽しむことができました。個人的にはぜひ江東区主催でマスコミに反論できるような機会を設けていただきたいと思っています。
第二部では、会場を別の場所に移し食事をしながら交流を深めるといった内容のものでしたが、普段社会人の方と食事に行く機会がめったにない私にとっては新鮮でとても有意義な時間でした。また、ここで聞いた実際働いている人の本音や苦労話などがこれから就職活動をやっていく上で非常に貴重な体験となりました。
最後になりましたが、このような有意義な機会を設けてくださった先輩の方々、ほんとうにありがとうございました。とても楽しかったので来年度以降もできるだけ参加していきたいと思っています。
■「村上弘教授を囲む会」と私 松村浩士(1998年卒業)
落語の三題話ではないですが、「秋の京都」、「立命館大学」、「村上弘教授」といえば、そうです、恒例の行政学ゼミ同窓会「村上弘教授を囲む会」ですね。
私は今、「麗しの都」京都から離れた地にて禄を食んでいることもあり、同窓会にかこつけて京都を訪れることが何よりの楽しみとなっておりますが、もちろん同窓会でも毎回楽しませていただいております。
今回は、10回目を記念して我ら卒業生にとって思い出深い衣笠の地にて挙行されましたが、久々に母校に足を踏み入れると、美しい新校舎やどことなく華やいだ雰囲気など、かつて我々が渇望して止まなかったキャンパスライフの一端を目の当たりにし、失礼ながら在校生の方々に嫉妬にも似た思いを禁じえませんでした。しかし、同時に母校の発展ぶりをまた、頼もしく思った次第です。
敬学館で行われた第1部では、職場などでのモチベーションの向上をテーマとしたワークショップが行われましたが、現役生の方々と一緒に考え、意見を出し合うことが本当に久しぶりに新鮮な思いがして、社会人としてどこか乾いてしまった自らの思考に潤いを得ることができました。
同時に、現役生の方々が疑問に感じていることや、進路のことに話が及んだ際には、無駄に年輪を重ねていないという自負(?)もありますので、いろいろとお話させていただきました。
卒業生・現役生の交流というのは、普段できることは難しいですから、こうした機会を捉えて、お互いのプラスとすることは大変有意義なことで、飲み会だけの同窓会と異なり、村上ゼミ同窓会の美点の1つだと思います。
第1部のもう一つの目玉は、もちろん恩師・村上弘教授のミニ行政学講座です。今回も、俗世の「時間」という概念を超越して登場した恩師は、かつて教えを請うた時といささかも変わらぬ講義スタイルで、アカデミックな場から遠ざかった私に改めて行政学という学問の有用性を教えてくださいました。
私は、商売柄、職務のいろいろな場面で「公がやるべきことは何か」ということを考えさせられます。特に、ここ数年は「小さな政府」(現在のところ主流)と「大きな政府」(最近復権の兆し)の綱の引き合いになっています。政治・行政学を専攻する者にとって、「政府と市場」の問題は古くて新しいテーマとして認識されていると思います。そして、日本における2000年代初頭からの流れというのは、こうしたテーマを学ぶ我々とすれば自明の理として理解されるでしょう(「政府の失敗」と「市場の失敗」)。
この点で、今回の先生のお話は、「政府」と「市場」のバランスをどこに置くかという問題について、非常に示唆に富むものでした。
また、もう一つのお話として、「道州制」についても触れられましたが、こちらも中央と地方の綱の引き合いで、「平成の大合併」を経て、「適正な地方行政の規模とは」ということが問われていると思います。合併により事務の効率化が進むか否かが1つの指標となるでしょうが、現在のところ合併して行政規模を大きくしたことによる効果はいま一つ判然としません。こうした現状を踏まえた上で、先生の中規模(人口300万人)の道州制案を興味深く聞かせていただきました。
と、堅苦しい話になってしまいましたが、もちろんこれだけでは終わりません。第2部での懇親会では、美味しい食事とお酒で気持ちもほぐれ、現役生・卒業生問わず和気あいあいの雰囲気の中、いろいろとお話ができ、楽しく過ごさせていただきました。その後は、さらに恒例の「お茶会」となり、先生のお話を伺い、本当に心ゆくまで行政学ゼミ同窓会を堪能いたしました。
ゼミの同窓会を、現役生の方々も交えて、飲み会以外の企画も盛り込みながら10回も続けるということは、法学部の他のゼミにおいてもなかなかないことではないかと思います。
ぜひ、現役生の方々は、こうした機会に卒業生を「利用」(言葉は悪いですが)して、村上ゼミのメリットを享受してください。多方面で活躍されている卒業生は皆、現役生に良きアドバイスをしたいと手ぐすねひいて待っているでしょう。
また、卒業生の方々は、年に1度、美しき思い出の都京都にて、村上先生のご尊顔を拝し、若い息吹に触れ(妙にジジくさいことを言ってしまいましたが)ながら、久しぶりの行政学ゼミの雰囲気を味わうというのもまた、オツなものではないでしょうか。
では、また来年皆様とお会いできることを楽しみに。