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村上弘ゼミ同窓会では、毎年の「囲む会」開催時に、シンポジウムやワークショップなどの形態で現役生に対する就職支援活動を行ってきましたが、2007年からは現役生の求めに応じ、面接対策など実践的なアドバイスを行う、就職支援活動に特化したセミナーを実施しています。

>>2017年私の道ー最高の自分へ
 >>2016年～これからの“私”の話をしよう～
>>2015年　～Switch！輝く未来に向かって～
>>2010年　Dream Fighter－最高を求めて－
>>2009年　CHANGE～自分を変える、未来をつかむ。
>>2008年　Rits! guts! fight! 新春Victoryセミナー
>>2007年新春わくわく就活セミナー
>>私の就職活動（公務員試験）体験記

新春わくわく就活セミナー2018「必勝！面接力養成セミナー 2018 ☆彡」

　行政学ゼミのオリジナル企画、「新春わくわく就活セミナー」。春以降の本格的な就職活動開始を前に模擬面接練習を行うこのセミナーは、プレイスメントリーダーを中心にゼミ３回生が準備を行い、卒業生が面接官兼指導役として支援・協力するというもの。村上先生の人柄のようなゆるやかなネットワークを持ちつつも、世代を超えた縦の繋がりが強い行政学ゼミならではの恒例行事です。

　今回は、まだ松の内も明けない１月６日に実施。年末に予め提出された、具体的な志望先企業・団体や志望動機などを記したエントリーシートを基に、“社会人との会話のキャッチボールができるか”“緊張した状態でも、いかに自分の言葉で語れるか”を中心に模擬面接を進行。ほとんどの学生が本格的な面接は初めての体験でしたが、各自３回の面接練習と１回の見学を経て、本番さながらの面接での緊張状態や雰囲気に触れ、得たものは大きかったようです。

　貴重な休日を返上して参加する社会人にとって、この企画は自らの職歴・仕事を省みたり、就職活動・公務員試験対策に臨んでいた学生時代の初心を思い出す貴重な機会となっており、模擬面接・夕食交流会を通じた現役ゼミ生とのコミュニケーションを、実は楽しみにしている面もあります。

　このセミナーは、あくまでキックオフではありますが、ここで得た体験やアドバイスを心に留め、必勝！の気持ちで厳しい就活戦線に臨んでほしい、と先輩方は大いに期待しています。

年明け間もなくの開催ですが、３回生14名全員がスーツ姿で臨む気合の入りよう。

Ａ～Ｄの４グループに分かれ、３つの教室で１回ずつ面接練習を実施。
社会の第一線で活躍する卒業生が、さまざまな角度から質問を重ねていきます。

模擬面接終了直後、その場でフォローアップを実施。
アドバイスの内容は、受け答えに留まらず、話し方や姿勢にも及びます。

全員が３回の模擬面接練習と１回の見学を終えたのち、再び集合。
気付きや疑問を共有します。村上先生からも感想とアドバイスをいただきました。

場所を変えて、夕食交流会。話の内容は面接に留まらず、
働くこと・働き方など、社会人の生活全般にも広がりました。

【新春わくわく就活企画2018「必勝！面接力養成セミナー 2018 ☆彡」】

◆趣旨・目的
・模擬面接などの実践的な作業を通じ就職活動の準備を進めるとともに、先輩方の
お話を聞いて就職活動をもっと身近なものにする。
・各自の自己分析や企業研究の結果を最大限に反映できるようにし、それらに対して
他の人（特に社会人の方）から意見を聞き、独善的なものにならないようにする。
・「働いている自分」像を描くきっかけにする。

◆日　時　　2018年１月６日（土）　13時～21時
◆会　場　　衣笠キャンパス学而館310・311・312号教室
◆参加者　　３回生14名
社会人７名（1997年卒2名、2005年卒２名、2009年卒1名、2014年卒1名、2015年
卒1名）、４回生内定者1名

◆タイムスケジュール
13:00～13:20　趣旨説明・自己紹介
13:25～14:10　面接練習①　Ａ・Ｃ・Ｄグループ　　見学：Ｂグループ
14:20～15:05　面接練習②　Ａ・Ｂ・Ｃグループ　　見学：Ｄグループ
15:20～16:05　面接練習③　Ａ・Ｂ・Ｄグループ　　見学：Ｃグループ
16:15～17:00　面接練習④　Ｂ・Ｃ・Ｄグループ　　見学：Ａグループ
17:10～17:45　まとめ、講評
18:15～21:00　夕食交流会（お好み焼き鉄平）

◆参加者の感想(アンケートより抜粋)

１．今回の企画の評価と、その理由。

●大変参考になりました。今まで就職活動における面接練習というものをしたことがなく、漠然と不安を抱いていました。しかし、今回の企画を通して実際の面接がどういうものかを知ることができました。エントリーシートの書き方や志望理由について、自分の甘さが分かったのでこれから詰めていきたいと思います。また、ゼミ内の企画ということもあり、参加のハードルも高くなく、初めての面接練習として最適だったと思います。今回の企画では、様々な職場でご活躍されているゼミの先輩方に指導していただき、自分が今まで考えていなかった職種について考える機会にもなりました。

●大変参考になりました。これまで就活の準備に本腰が入っておらず、エントリーシートを書くことや模擬面接を受けることも初めての経験でした。それまではどのようにすればいいのかよくわからず、そのままにしてしまっているというのが現状でした。しかしこの機会を機に自分では書いても仕方がないと思っていたエピソードが、ＯＢさんの手によって魅力あるネタに変わったり、また面接では客観的に見た自分の良い点・悪い点を指摘いただけ大変参考になりました。しかしこれほどの機会に自らが準備不足のまま臨んでしまったことは、大いに残念なことをしてしまったと後悔しました。　

●ある程度参考になりました。ゼミ生の就職活動に向けての動きが分かったのと、自身を客観的に見れたことは良かったと思います。また、自身の事前準備が欠如していることが分かりました。しかし、夕食交流会では、相性の合う先輩方と、エントリーシートや面接、就職活動全般について、様々な視点からお話しをすることができ、有意義な時間であったと思います。1月の初旬という時期にこのような厳しくも柔らかい経験ができたことは、自身が将来何をしたいのかについて、見つめ直す良い機会になったと思います。

●大変参考になった。実際に経験した面接に基づくアドバイスだけでなく、実際に面接を担当する方から面接で注目されるポイントを伺うことができる貴重な機会であり、また、アドバイスは個々人の面接の様子を見た上でのものであるため、自身の弱点を明確に知ることができるから。他にも、自分以外のゼミ生の様子を見学し、自身の面接と比較することにより、自身の長所や短所を見つけることが可能であり、また、実際の面接に近い状況下で行うため、緊張状態で自身の考えたことをまとめながら話すという実践的な学びをすることができるということも、貴重な経験であるから。

●大変参考になりました。面接にそれほど練習は必要ないと、たかをくくっていた事が間違いだと気づけたことが何よりの収穫でした。また今まで曖昧だった面接の準備が、これを機会に具体的なものに変わりつつあるため、セミナーに参加して良かったと思います。さらに、あれだけの人数の社会人の方が、面接の練習をしていただける企画が貴重なものだと思いますが、それを１日のうちに３回も経験でき、それぞれ違った角度から質問があり、より実践的だったと感じています。

２．模擬面接を受けて気づいたことは、どんなことですか。また、どう改善しようと思いますか。

●初対面の人に向かって、自分の魅力ある部分を簡潔に伝えるのが非常に難しいと感じました。自分にとっては非常に重要なことであっても、面接官にとっては重要なことではなかったり、またその逆もあったりと、普段の会話の中で伝える方法と面接で伝える方法は少し異なる印象を受けました。本番までには、全く知らない人に対し自分を知ってもらうための最短ルートを模索したり、友人と互いに即興でお題を出し合い、それにしっかり応えられるよう対策するなど、工夫して準備を進めていきたいと思います。

●準備不足を痛感した。自治体研究や時事問題の知識が足りなかったためまともに答えられず、面接の勉強が必要であると感じた。ネットやテレビ、冊子を活用し情報を集めようと思った。また、せっかく伝えたい印象にあったエピソードを用意しても態度や話の中に矛盾があっては意味がないと感じた。面接官の方に起承転結、特に結がしっかり伝わるような話し方をし、聞く態度にも気を配り、面接中全部に説得力を持たせる態度をとれるようになりたい。特に話し方は重要であると思った。面接官の方の質問の意図を組んだ端的な返答をしたうえで、１に対し１を返すのではなく、アピールを盛り込んで話を深める必要があるとわかった。エピソードはしっかり用意したつもりだったが、自分の話し方が浅く感じ、面接役の方も「終わり？」という顔をされることが何度かあったように見えたので、効果的な話し方をマスターしたい。

●模擬面接を受け、全体的に笑顔が少ないことが判明した。３度の模擬練習だけでなく、１度見学することで、自分を客観視することができた。自分では、回を重ねることによって明るく話そうと意識できた点では改善できたと思う。だが、助言をいただく際、笑顔についての指摘が多かった。そのため、無表情になるのではなく、口角をあげることからはじめ、普段の表情から明るく振舞うことが今後の改善点になる。あわせて、声のトーンが低くならないように気を付けていきたい。

●私は現段階で自己分析はある程度固まってきていますが、企業・省庁研究がまだまだ足りていないことを今回の模擬面接を通して痛感しました。これは３回の面接を異なる面接官が担当してくださったからこそ気付けたことであり、これからの就職活動に向けた準備の中での最優先事項であることにも気づけました。また、面接中に話すべき内容が自分の中で整理できていない状態で答えようとすると一文が長くなってしまう癖にも気づくことができたので、今後は内容を話す前にポイントの数を面接官側に示し、自分の中でも整理してから答えようと思います。

３．企画全体を通して、印象に残った先輩方のアドバイスはありましたか？

●自分のエピソードや志望動機を伝える際に、安易な言葉に逃げてはいけないというアドバイスが印象に残っています。「関心を持ったからその活動に取り組んだ」や「魅力に感じるから取り組みたい」など、全く説得力がないと指摘していただき、エントリーシートであってもできるだけこうした表現は避けるべきであることを学びました。そして、伝える内容に関わらずいかに理由部分が大切であるか身に染みて感じました。説得力のある内容を分かりやすく論理的に伝えるためは、内容自体をふくらませるだけでなく言葉選びも重要な要素となることが分かりました。

●面接をしてくださった方、見学で見てくださった方のアドバイスすべてが自分の面接態度の欠点を的確に指摘していると感じた。他の人が話している間の態度や万が一話す予定の内容が飛んだ場合の対処法など、面接未経験者が考えたこともないようなアドバイスをいただいてとてもためになった。また、生まれ育った土地でない自治体の方が志望動機を考えにくいと思っていたが、「生まれ育ったからというだけでは何にもならない」という言葉にとてもハッとさせられた。

●面接は会話のキャッチボールであるので、面接官に聞かれたことに素早く、そして的確な返事をする必要があるというアドバイスが印象に残りました。どうしても自分が伝えたいことばかりに意識がいってしまい、質問と離れた答えをする学生が少なくないという先輩方の声をお聞きし、面接官の立場に立って答えることが必要だと痛感しました。また、「この学生と将来一緒に働きたいかどうかで選ぶ」とおっしゃっていたことも印象に残りました。簡潔で分かりやすい受け答えをすることも必要ですが、笑顔を忘れないことも大切だとわかりました。

●面接で自分を出していれば自分に合う企業が拾ってくれると仰っていたことです。面接という場はとても緊張すると思いますし、少しでも自分をよく見せようだとか、採用してもらおうと考えてしまいますが、このアドバイスを聞いて少し心が楽になりました。また面接で知りたいのは、そのひとの問題解決能力と組織で行ってきたということだというアドバイスも印象に残っています。

●誰でも当たり前にできるようなことでなく、自分にしかできないことを伝えて欲しい、と言われたことが印象に残りました。また、自分の中では困難だと感じたことであっても、他人には伝えにくいこともあるのだと感じました。ゆえに今後は、過去の経験から自分にしかできないことを見つけ出し、企業や自治体が一緒に働きたいと思うように、そうした経験に基づいた自己PRをしていかなければならないと思いました。

●「君の自己ＰＲは大人には響かない」というアドバイスが自分の印象に残った。自分が長所だと考えていたことや、頑張っていたと考えていたことが実は大人やほかの受験者にとっては当たり前であるということに気が付いた。自分の独りよがりなエントリーシートや自己ＰＲにならないようにするために他者の客観的な視点を入れるこの大切さを学んだ。また、実際に人に話すことによって、自分の中で話した内容が改めて整理され、齟齬に気がついたり、さらなる理解へとつながった。

４．10年後のあなたは、どのような人物になっていたいですか？

●10年後は慕われる人間になっていたいです。職場では部下もでき、中堅社員・職員として働いていると思いますが、常に相手がどう思っているかを考え、困っていれば手を差し伸べられるようになりたいです。多くの仕事を抱えているかもしれませんが、私も多くの人に支えられていると思うので、感謝を忘れず人と接したいです。そして、社会に出ると、今までとは比較にならないほど多くの人とかかわることになると思うので、色々な職種の人と触れ合い、多様な考え方を吸収したいと思います。

●31歳の自分は、20代で培ってきたキャリアを生かして、自分ももっと成長できるような仕事をしたいし、私より下の年齢の人たちに色々教えられるような人物になりたい。また、プライベートも充実させたいので、仕事とプライベートを両立させられて、何事にも楽しめるような人間になりたいです。

●安定した職に就いて落ち着いた生活をしていたい。精神面では、今より未熟さが軽減した余裕のある大人になっていたい。

●10年後、私は後輩から頻繁にアドバイスを求められるような人物になりたい。なぜならアドバイスを頻繁に求められるということは２つの要件をみなしていなければならないからである。１つ目は「仕事ができる人」、２つ目が「人として信頼されていること」である。仕事だけでなく人としても10年間で成長したいと考えたため、私はこのような人物になりたい。どのような仕事につくかまだ決まっていないがこの人物像だけはどの仕事につこうと目指していきたい。

●10年後の私は、仕事にやりがいを感じているような人物になりたいです。インターンシップや企業講演などに参加し現場で働いている方の生の声を聞いていると皆さん仕事にやりがいを感じている方ばかりでその方達を見て私はみなさん凄いなと感じました。仕事にやりがいを感じていれば大変な仕事であっても続けていくことが出来るのではないかと思います。自分に合った仕事を見つけ、そこで人の役に立つようなことができていれば良いなと思っています。