HOME >> 就活企画>> 私の就職活動(公務員試験)体験記 村上弘ゼミ同窓会では、毎年の「囲む会」開催時に、シンポジウムやワークショップなどの形態で現役生に対する就職支援活動を行ってきましたが、2007年からは現役生の求めに応じ、面接対策など実践的なアドバイスを行う、就職支援活動に特化したセミナーを実施しています。 私の就職活動(公務員試験)体験記 牛嶋俊介(2015年卒) 私が進路のことを考え始めたのは、おそらく2回生くらいからだと思います。私は、法学部生ですが、当時、法律学よりも農業や福祉について関心を持っていました。また、漠然と地元九州に帰るんだろうと考えており、まだ絞り切れてはいませんでしたが公務員に私の関心は向いていました。そして、2回生の夏に地元の県庁でインターンシップを経験しました。短い期間ではありましたが、その中で働くことに対する大まかなイメージや、職場の雰囲気などを感じ取ることができ、何より公務員は様々な仕事ができると感じ公務員として働くことをより明確に決めました。 3回生からは、筆記試験の勉強を始めました。学内の講座を私は利用しながら学習を進めていきました。最初は科目数の多さに圧倒されつつも、なんだか試験は先のことに思えてあまり本腰を据えられていませんでした。しかし、時間が無くなるとともに不安や焦りを感じ、勉強を計画的にするようになりました。そのころには、民間企業を受けていた友達たちも結果が出始め、焦りからか民間企業を視野に入れ始めたのですが、結局断念しました。(笑) 試験には当然筆記だけではなく面接も含まれるので、面接カードや受け答えをどうしようかあれやこれやと考えていました。その中で、社会人の先輩方にアドバイスをいただくことは非常に有益だったと感じています。本ゼミの就活支援企画でOB・OGの方々から様々なアドバイスをいただくことができ、これは大きかったと思います。 そして本番の試験を迎えていく中で、私は準備が不十分だったこともありますが、開き直ったようにあまり緊張せずに試験に入っていくことができました。その中で感じたのは、友達がいたからいろんなことを相談できたり、時には息抜きして遊んだりできたので良い精神状態で試験を迎えることができたのではないかなと思っています。 結果としては、いくつかの試験を受け合格もあれば、不合格もありましたが、私が志望していた地元の県庁に合格することができました。 これから就職活動する方へ 就活では、あれこれと悩むことも多いかと思います。それが当然だと思いますし、就活にこれといった正解はないと思うので、いろいろ勘案したうえで最終的には自分が思うようにやったらいいのではないかなと思います。ただ、自分だけで悩むと追いつめられてしまうかもしれませんし、どうやったらいいのかわからないかもしれません。そんな時には、本ゼミの先輩方をはじめ、様々な先輩方にアドバイスを頂いたり、友達や家族などと話したりしてみるのもいいかもしれません。手段は様々あると思いますが、皆さんが何らかの形で納得できる進路をとることができることを祈っています。 私の就職活動(公務員試験)体験記 村上行政学ゼミ同窓会役員(就職支援企画担当) 安江健太郎(01年卒) 公務員試験一直線 私が就職活動を始めたのは、大学3年生の6月頃だったと思います。ちょうどその頃、大学内のエクステンションセンターで公務員試験講座が開講し、それを受講したのが始まりです。 そもそも、就職活動をするにあたって、どこに就職するのかを決めることから始まりますが、 私は、純粋に「社会に貢献したい」「人々の生活を少しでも良くしていきたい」といった思いがあったので、それを実現するのは、公共への奉仕を主目的とする公務員が一番ふさわしいと考え、公務員試験の受験を決めました。 当初は、公務員試験に失敗したときのために民間企業も受けようと考えていましたが、公務員試験の出題科目の多さや予想される勉強時間を考えると、とても併願は難しいと思いました。 “二兎を追うものは一兎も得ず”。あれこれ手を出すよりもめざすべき目標を明確にして、力を一点に絞ったほうが効率よく、そして効果的に活動を進めていけると思い、公務員試験一直線で私の就職活動は始まりました。 人生で一番勉強した時期 数ある公務員試験の中で私が選んだ試験は、地方上級(県職員)と国家U種です。自分が生まれ育った故郷のために力になりたいと思い、地元で働ける地域の採用試験の受験をめざしました。 試験勉強前半は、エクステンションセンターの講座を中心に進めていきました。有名予備校の講師が教えてくださることもあって、講義は大変わかりやすいものでした。講義で出題範囲の内容を理解し、そこで得た知識をもとに市販の問題集を解いて頭に定着させていくのが基本的な勉強スタイルでした。 講座が終了した冬以降は、過去問を中心に問題演習を繰り返し解いていきました。この方法で順調に勉強を進めていくことができましたが、中には苦戦したものもあります。 文科系だった私は、理科系の科目に苦しみました。特に数学に似た問題が出題される数的処理については、基本問題を理解するのがやっとで、数学嫌いの自分に嫌気がさすほどでした。 しかし、大事なことは合格点を取ることなので、苦手分野の失点を得意分野で補えるよう、メリハリをつけて勉強しましたし、時間をかけても点が取れそうもない科目は思い切って勉強しませんでした。 試験科目の多い公務員試験は、必然的に時間がかかります。1日の勉強時間は、多いときで8時間ぐらい、平均で6時間ぐらいだったと思います。振り返れば、今までの人生の中で一番勉強したのは公務員試験の時だったのかもしれません。 苦闘そして・・・ 公務員試験は例年6月頃に実施されます。私は、6月下旬に地方上級試験、その1週間後に国家U種試験を受験しました。本命だった地方上級試験では、手ごたえを感じることはできませんでした。特に苦手だった教養試験で分からない問題が多く、試験中に不安で焦ったことを覚えています。ただ、あきらめてしまえば終わりだと思い、少しでも点を取っていこうと試験終了まで問題に向き合いました。そんな姿勢が効を奏したのが、両試験共に1次試験に合格することができました。 2次試験は、どのような人間かが問われる試験です。どんなに試験の点数が良くても、協調性がなかったり、基本的なマナーが身についていなければ不合格になります。 特に面接での質問に対してどう答えようか、とても悩みました。面接対策本などを読んだり、想定問答集を作ったりして自分なりに準備したつもりでしたが、本番ではとても緊張して思うように話すことができませんでした。正直、不合格かもしれないと肩を落としながら家に帰りました。2次試験が終わって、結果が出るまでの約1ヶ月間は、ただただ合格を祈る日々でした。 そして、迎えた合格発表日。電車で1時間以上かけて向かった結果発表の掲示板で、自分の受験番号が確認することができました(両試験共に最終合格)。喜び以上に、これでもう試験勉強しなくてもいいんだという安堵感がありました。1年以上に渡る長く、苦しかった就職活動は、これで幕を閉じました。 これから就職活動する方々へ これから就職活動を始める方々は、どんな進路をとるべきか、そのためには何をすべきかなど悩みが多いと思います。そんな時は、先輩や友人など多くの人の話を聞き、そして相談してください。とことん話し合って、考えて、悩み抜いただけ自分に納得のできる結論が出せると思います。そして、夢や希望を実現していく強い志を持ち、行動し続けることで、目標を達成できると思います。理想論に聞こえるかもしれませんが、理想がなければ、現実は変えられません。上手くいくことばかりではありませんが、困難を乗り越えることで自分を成長させることができます。 この体験記がほんの少しでもお役に立てたのならば幸いです。就職活動頑張ってください!
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私の就職活動(公務員試験)体験記
牛嶋俊介(2015年卒)
私が進路のことを考え始めたのは、おそらく2回生くらいからだと思います。私は、法学部生ですが、当時、法律学よりも農業や福祉について関心を持っていました。また、漠然と地元九州に帰るんだろうと考えており、まだ絞り切れてはいませんでしたが公務員に私の関心は向いていました。そして、2回生の夏に地元の県庁でインターンシップを経験しました。短い期間ではありましたが、その中で働くことに対する大まかなイメージや、職場の雰囲気などを感じ取ることができ、何より公務員は様々な仕事ができると感じ公務員として働くことをより明確に決めました。
3回生からは、筆記試験の勉強を始めました。学内の講座を私は利用しながら学習を進めていきました。最初は科目数の多さに圧倒されつつも、なんだか試験は先のことに思えてあまり本腰を据えられていませんでした。しかし、時間が無くなるとともに不安や焦りを感じ、勉強を計画的にするようになりました。そのころには、民間企業を受けていた友達たちも結果が出始め、焦りからか民間企業を視野に入れ始めたのですが、結局断念しました。(笑)
試験には当然筆記だけではなく面接も含まれるので、面接カードや受け答えをどうしようかあれやこれやと考えていました。その中で、社会人の先輩方にアドバイスをいただくことは非常に有益だったと感じています。本ゼミの就活支援企画でOB・OGの方々から様々なアドバイスをいただくことができ、これは大きかったと思います。
そして本番の試験を迎えていく中で、私は準備が不十分だったこともありますが、開き直ったようにあまり緊張せずに試験に入っていくことができました。その中で感じたのは、友達がいたからいろんなことを相談できたり、時には息抜きして遊んだりできたので良い精神状態で試験を迎えることができたのではないかなと思っています。
結果としては、いくつかの試験を受け合格もあれば、不合格もありましたが、私が志望していた地元の県庁に合格することができました。 これから就職活動する方へ 就活では、あれこれと悩むことも多いかと思います。それが当然だと思いますし、就活にこれといった正解はないと思うので、いろいろ勘案したうえで最終的には自分が思うようにやったらいいのではないかなと思います。ただ、自分だけで悩むと追いつめられてしまうかもしれませんし、どうやったらいいのかわからないかもしれません。そんな時には、本ゼミの先輩方をはじめ、様々な先輩方にアドバイスを頂いたり、友達や家族などと話したりしてみるのもいいかもしれません。手段は様々あると思いますが、皆さんが何らかの形で納得できる進路をとることができることを祈っています。
村上行政学ゼミ同窓会役員(就職支援企画担当) 安江健太郎(01年卒)
公務員試験一直線
私が就職活動を始めたのは、大学3年生の6月頃だったと思います。ちょうどその頃、大学内のエクステンションセンターで公務員試験講座が開講し、それを受講したのが始まりです。
そもそも、就職活動をするにあたって、どこに就職するのかを決めることから始まりますが、
私は、純粋に「社会に貢献したい」「人々の生活を少しでも良くしていきたい」といった思いがあったので、それを実現するのは、公共への奉仕を主目的とする公務員が一番ふさわしいと考え、公務員試験の受験を決めました。
当初は、公務員試験に失敗したときのために民間企業も受けようと考えていましたが、公務員試験の出題科目の多さや予想される勉強時間を考えると、とても併願は難しいと思いました。
“二兎を追うものは一兎も得ず”。あれこれ手を出すよりもめざすべき目標を明確にして、力を一点に絞ったほうが効率よく、そして効果的に活動を進めていけると思い、公務員試験一直線で私の就職活動は始まりました。
人生で一番勉強した時期
数ある公務員試験の中で私が選んだ試験は、地方上級(県職員)と国家U種です。自分が生まれ育った故郷のために力になりたいと思い、地元で働ける地域の採用試験の受験をめざしました。
試験勉強前半は、エクステンションセンターの講座を中心に進めていきました。有名予備校の講師が教えてくださることもあって、講義は大変わかりやすいものでした。講義で出題範囲の内容を理解し、そこで得た知識をもとに市販の問題集を解いて頭に定着させていくのが基本的な勉強スタイルでした。
講座が終了した冬以降は、過去問を中心に問題演習を繰り返し解いていきました。この方法で順調に勉強を進めていくことができましたが、中には苦戦したものもあります。
文科系だった私は、理科系の科目に苦しみました。特に数学に似た問題が出題される数的処理については、基本問題を理解するのがやっとで、数学嫌いの自分に嫌気がさすほどでした。
しかし、大事なことは合格点を取ることなので、苦手分野の失点を得意分野で補えるよう、メリハリをつけて勉強しましたし、時間をかけても点が取れそうもない科目は思い切って勉強しませんでした。
試験科目の多い公務員試験は、必然的に時間がかかります。1日の勉強時間は、多いときで8時間ぐらい、平均で6時間ぐらいだったと思います。振り返れば、今までの人生の中で一番勉強したのは公務員試験の時だったのかもしれません。
苦闘そして・・・
公務員試験は例年6月頃に実施されます。私は、6月下旬に地方上級試験、その1週間後に国家U種試験を受験しました。本命だった地方上級試験では、手ごたえを感じることはできませんでした。特に苦手だった教養試験で分からない問題が多く、試験中に不安で焦ったことを覚えています。ただ、あきらめてしまえば終わりだと思い、少しでも点を取っていこうと試験終了まで問題に向き合いました。そんな姿勢が効を奏したのが、両試験共に1次試験に合格することができました。
2次試験は、どのような人間かが問われる試験です。どんなに試験の点数が良くても、協調性がなかったり、基本的なマナーが身についていなければ不合格になります。
特に面接での質問に対してどう答えようか、とても悩みました。面接対策本などを読んだり、想定問答集を作ったりして自分なりに準備したつもりでしたが、本番ではとても緊張して思うように話すことができませんでした。正直、不合格かもしれないと肩を落としながら家に帰りました。2次試験が終わって、結果が出るまでの約1ヶ月間は、ただただ合格を祈る日々でした。
そして、迎えた合格発表日。電車で1時間以上かけて向かった結果発表の掲示板で、自分の受験番号が確認することができました(両試験共に最終合格)。喜び以上に、これでもう試験勉強しなくてもいいんだという安堵感がありました。1年以上に渡る長く、苦しかった就職活動は、これで幕を閉じました。
これから就職活動する方々へ
これから就職活動を始める方々は、どんな進路をとるべきか、そのためには何をすべきかなど悩みが多いと思います。そんな時は、先輩や友人など多くの人の話を聞き、そして相談してください。とことん話し合って、考えて、悩み抜いただけ自分に納得のできる結論が出せると思います。そして、夢や希望を実現していく強い志を持ち、行動し続けることで、目標を達成できると思います。理想論に聞こえるかもしれませんが、理想がなければ、現実は変えられません。上手くいくことばかりではありませんが、困難を乗り越えることで自分を成長させることができます。
この体験記がほんの少しでもお役に立てたのならば幸いです。就職活動頑張ってください!