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新春わくわく就活セミナー2016〜これからの“私”の話をしよう〜
 今回で10回目を迎える「新春わくわく就活セミナー」。冬晴れの日曜日、衣笠キャンパスは諒友館の教室にて、4時間30分にわたり模擬面接練習が行われました。
 面接官役はゼミ卒業生の7名と、4回生内定者1名。さらに今春から大学院に進学する1名もアドバイザーとして参加。3回生11名は2〜3名で1つのグループとなり、集団面接形式で模擬面接を実施。3つの教室を回りながら本番さながらの面接を3回体験することで、1回目の面接練習では緊張から言葉が出なかったり、自分の思いをうまく言い表せられなかったりしていた学生も、3回目を体験する頃には自然と要領を掴み、相手に伝わる自己PRやエピソードに裏打ちされた志望動機を述べるスキルを身に着けた学生も見受けられました。
 また、面接官役を担当する卒業生は、公務員、民間企業、教員など職種もさまざま、経験した就職活動も異なりますが、それぞれの立場や経験を基に、ときに厳しい質問を投げかけたり、また優しくアドバイスをしたり、温かい励ましの言葉をかけたりと、これから本格的な就職活動・公務員試験に臨む3回生に対し真摯な気持ちで接しました。
 現役生と卒業生の結びつきが強い行政学ゼミならではこの企画は、単なる面接練習にとどまらず、学生にとっては「就職とは」「なぜ私はこの会社を志望するのか」といった問いを真正面から考えるきっかけとなり、また卒業生にとっては自らが歩んできた道を振り返ったり、初心を思い起こさせる貴重な機会となっています。今回参加した3回生も志望企業の内定を勝ち取り、次はアドバイスする側として参加し、惜しみなく自らの経験を後輩たちに語ってくれることを願ってやみません。


まずは、プレイスメントリーダーによる趣旨説明からスタート。


全体での自己紹介も、貴重な練習の場です。


本番同様の緊張感ある、面接練習を3回繰り返します。


先輩方のアドバイスを熱心に聴く、3回生。


最後に村上先生も交えて、振り返りを実施。


夕食交流会でも、就職・仕事に関する話は尽きません。

【企画概要】
◆趣旨・目的

•実践的な練習を通して、就職活動についてのイメージを明確化する。
•志望動機について考え、話す機会を作ることで、志望する進路への同期を具体化する。
•社会人に指摘いただくことで、今後社会で生きていくために必要なものを考えるきっかけとする。

◆日 時  2016年1月31日(日)

◆会 場  衣笠キャンパス 諒友館822・823・824号教室

◆参加者  社会人7名(1997年卒2名、2004年卒1名、2007年卒1名、2012年卒1名、
                2014年卒1名、2015年卒1名)
         4・5回生2名(内定者1名、進学1名)
         3回生11名

◆タイムスケジュール
13:00〜13:15 趣旨説明・自己紹介
13:25〜14:10 面接練習@ A・C・Dグループ 
14:20〜15:05 面接練習A A・B・Cグループ
15:20〜16:05 面接練習B A・B・Dグループ
16:15〜17:00 面接練習C B・C・Dグループ
17:05〜17:45 まとめ、講評
18:00〜20:30 夕食交流会(北京亭西店)

◆参加者の感想(アンケートより抜粋)

1.今回の企画の評価とその理由
●大変参考になりました。エントリーシートを書くことも模擬面接も初めてで、今までは自分一人ではどのように対策をしていけばよいのかわからないことが多くありました。ですが、今回の企画でエントリーシートを書く際に注意しなければならないこと、面接官の心を引き付けるためにはどうすべきか、自分の志望する業界の面接ではどのような質問がされる傾向にあるのかなどを掴むことができたように感じました。これから始まる就活に向けての意識が高くなったと思います。
●大変参考になりました。先輩によるエントリーシートの添削から、本番さながらの面接まで就活の一通りの流れを体験することができた。面接は、3セット行うことで様々な角度から質問を受け、自分の志望動機を考えるきっかけとなった。こうして社会人から実際に面接の練習をしていただける機会はほとんどないので、大変有意義な企画となりました。
●大変参考になりました。これから迎える就活の中で一番不安であった面接の練習をさせてもらうことができ、貴重な体験だった。面接官も様々な業種でご活躍なさっているゼミOB/OGに務めていただいて、より実際の面接に近い状況で受けられた。初めは緊張感を持って模擬面接に取り組むことができた一方で、面接後は名刺をいただき今後のサポートをお願いさせていただくなど、ゼミの先輩・後輩というちょうど良い距離感でセミナーを進めることができた。
●大変参考になりました。はじめての面接練習で緊張感を味わえたこと、エントリーシートから質問されるところがわかってきたこと、なにより面接での受け答えが、回を重ねるごとに少しずつ答えやすくなっていったことを実感しました。今回の模擬面接では、ゼミのOB/OGの方が面接官をやってくださる、そしてその場ですぐにフィードバックをくださるのが最大の魅力だと思いました。現在さまざまなフィールドで活躍されている先輩が、こちらが予想もつかない角度から質問をくださることも多く、ただの受け答え練習に留まりませんでした。
他のゼミ生の面接を見学する機会もあり、客観的に自分を見ているようで、いただいたアドバイスを整理することもできました。

2.模擬面接を受けて気づいたことは、どんなことですか。また、どう改善しようと思いますか。
●他のゼミのメンバーと比べ、言葉に詰まる部分が多かったということです。面接官の方から難しい質問を投げかけられると、なかなかすぐ対応できずに言葉に詰まってしまったり、思っていること違うことを言ってしまったりするなど悔しい思いをしました。これは、業界研究なども含めて、事前に面接を受ける企業のことをよく調べることや、あるいは普段から積極的に人と話し合いをしたりして、少しでも対話力を向上したりするなどして改善したいと思います。
●自分自身の慢心。私は面接というものを甘く考えていた。例えば、自分のこれまでの大学生活や将来のことについて日頃から深く考えているつもりだったが、実際に話してみると全然まとまっていなかったり、表現することが難しかったりした。また、話し方や使う言葉についても話し相手に伝わりやすい、最善の選択ができているかどうかを考える必要があると感じた。これを改善するためには、友達同士でこのようなことを話し合う機会を設けることに加えて、文章や図式を使って目に見える形でアウトプットしてみることも必要かもしれない。
●模擬面接では、@結論から先に答える難しさ A自分の経験を人に伝える難しさ B志望先の研究不足の3つを痛感しました。改善方法としては、@端的に言い表すことを心掛け、どうしても思いつかないときは一呼吸置く、もしくは質問を少し繰り返すことで冷静に考える時間を自分につくり、結論を用意しようと思います。また、普段の会話する際も、まず答えを言うように今心掛けています。面接練習をさらにすることで自分の答えもブラッシュアップされるかと思います。A自分の経験は、客観的な事実・自分がそこから考えたことを整理し、必要な情報を絞って用意し直しています。エピソードは意外と伝わりにくかったです。➂志望先は他(特に地元や関係省庁、同業他社)との比較も含め、完全に研究不足だったので、調べています。さらに自分がメインの業務以外に興味を持っている場合は、全体を把握したうえでそこに興味があるとわかってもらえるよう、全体像の把握にも努めたいです。
●一番はエントリーシートを丁寧に書き込むことだと感じました。私は、幅広い経験をアピールするためにさまざまな経験談を盛り込みましたが、返って話題が多いために、確信に迫るまでに時間がかかってしまいました。次回は、経験を絞って、より深く考えた上でエピソードに厚みを持たせたいと思います。 また話し方について、論点を絞りきれずまとめて話そうとするために、結論が後出しになってしまうという自分の弱点も見つけることができました。これから、意識して練習します。
3.企画全体を通して、印象に残った先輩方のアドバイスはありましたか?
●「筋道立てて話すこと」、「結論から入ること」の二つが印象に残った。上に書いた情報量があっても、わかりにくい話をしてしまうと面接官に伝わらず、非常にもったいない。今回の模擬面接でも言いたいことが伝わらず、面接官の方に渋い顔をされてしまうことが多々あった。それを改善するためには、上に挙げた二つのポイントを満たした話し方が重要である。しかし、すぐにこの話し方に直すことは難しいため、普段からこの話し方を意識することで改善していきたい。
●多くの先輩から同業他社との比較が不十分だとアドバイスされたことが一番印象に残っています。なぜその自治体で働きたいのか、どうして府庁ではなく市役所で働きたいのかという理由を説明できるようにならないといけないとほとんどの先輩からアドバイスしていただきました。自分が受ける自治体の情報を十分に集められていなかったため何故市役所で働きたいのかを十分に説明することができなかったのでこの点は改善していきたいと考えています。
●「日常生活において、社会に関心を持ち、さまざまな視点から考えることを普段から怠らない」というアドバイスが印象に残っています。具体例として言っていただいたのは、電車に乗っている際、あの乗客はどこに今から向かうのだろうか、この駅で降りるということは目的の場所はどこなのか、考えておくべきということです。
このように普段から考えておくことで、政策について考察する際にも役立つと考えられます。
●「北海道愛の伝え方が足りない」という部分はとても重要であると思います。自分の心の内には、北海道愛を持っているつもりではあるのですが、それを面接でうまく言葉として伝えることができていません。改めて、頭と心の整理を心がけます。また、「過疎対策をやるなら市町村の方がいいのではないか」という点については、自分でも薄々感じてはいます。しかし、それでも北海道庁で働く意義を見つけて面接官の方に伝えることができるようもっと深く、場合によっては過疎以外に視点を向けて考えなければいけないと感じました。

4.企画全体を通して、印象に残った先輩方のアドバイスはありましたか?
●仕事が大変でも自分の好きな職について仕事へのやりがいをしっかりと持つことができている人物でありたいです。社会人になっても楽しく働いていくためには、自己分析をしっかりして自分にはどのような仕事が合うのかを考えることが重要であると感じました。そして、村上先生もおっしゃっていたように自分の世界を持つことは大切であると私も思います。その自分の世界を楽しむこと、仕事にやりがいをもっていられること、この二つができていたらいいと思います。
●どんな形であれ社会に貢献できる人間
●「仕事ができ、かつあたたかい人物」になっていたいです。仕事ができるというのは、面接官役をやって下さった先輩方の質問がするどく、仕事面でも適切かつ多角的なものの見方をしてらっしゃるのだろうと想像し、憧れたからです。また、あたたかいというのは、村上先生のような人柄です。ゼミでも、学生が論文や本などを批判的に指摘することがありますが、常に相手の立場に立って答えてくださいます。学問ではもちろん批判的な視点は大事ですが、こんな事情があったのだろうと予測すること、他に補う手段があれば自分で補って、むしろ学びを深め、批判しすぎないことを教えていただきました。現役生の模擬面接に多忙な中、協力してくださる先輩方のように、そして村上先生のようにあたたかく、仕事はかなりできる、さらに欲を言えば結婚をして子どももいる32歳になっていたいです。
●今と同じように、好奇心旺盛な人物でありたい。私は何か新しいことを知ったときに、心底自分が生きているという感じがする。大学に入った時も、日常のどんな小さな選択においても、常にその感覚を求めてきた。もしも無事に厚生労働省に入ることができたとすれば、10年後といえば行政の現場から海外まで、人生の中で最も行動範囲の広い時期だと思う。そのような環境の中で常に新しいことに挑戦し続け刺激に満ちた生活をしていたい。その意味において、どのような人物に、と問われれば、「今と同じような(好奇心旺盛な)人物」が答えになる。これはもっと長いスパンで考えても、同じである。