∴新着情報 ∴ゼミ紹介 ∴同窓会活動 ∴同窓会規約  ∴就活企画

HOME >>同窓会活動 >>第16回同窓会

「第16回村上弘教授を囲む会」のご報告

 

第1部 京都府中小企業会館     第2部 くれしま西院店

•交流ワークショップ(プレゼンテーション演習)
 テーマ:「ご当地キャラクターを活用した地域振興」
・村上先生による行政学ミニ講座
•懇親会

11月も下旬となり師走の気配を感じる時期ですが、小春日和とも言える暖かな陽射しの中、1999年から16年連続開催となる秋の伝統行事「村上弘教授を囲む会」が開催されました。

今年も全国各地から18名の卒業生、及び10名の現役生が京都に集いましたので、報告します。 

【第1部】13:45〜16:45 京都府中小企業会館(7階704会議室)

  前半:ワークショップ(プレゼンテーション演習)

 〜ご当地キャラクターを活用した地域振興について〜 

 荒木浩剛会長(H9卒)の挨拶、参加者の自己紹介のあとは、恒例のワークショップ。今年はなんと“県庁職員になりきって、地元ゆるキャラを大手コンビニCMに売り込む”コンペ!

卒業生と現役生が入り混じった4つの班が、アイディアを競いました! 

 最初に、全国各地で活躍するご当地キャラや人気ランキング、都道府県の魅力度調査、さらには全国展開を図る大手コンビニの企業理念やサービス戦略などの前提についての資料を一読したあと、予め候補として挙げられたご当地キャラを順番に選択指名し、プレゼン資料作りに取り掛かりました。一見とっつきやすいテーマですが、約45分間で議論し戦略を練り、資料を完成させるのは難しく、それだけに出身地や公務員/民間企業による思考の違いが顕著に出たり絵が得意な人、プレゼンが得意な人で役割分担したりと、作業に取り組むうちに世代を超えた自然な交流が生まれてきました。

 卒業生にとっては、仕事の経験を活かしつつもゲーム感覚で楽しめるお題で楽しめましたし、現役生にとっても、企業や官庁で求められる意思決定のスピード感や、巷であふれる情報の取捨選択法、さらには聴く人(=クライアント)のことを考えたプレゼンテーションなど、社会人に必要なノウハウの一端を感じることができたのではないでしょうか。

 後半:行政学ミニ講座

『日本政治ガイドブックの執筆』〜政治学の市場のニッチを探して〜

 今回のテーマは、今年5月に村上先生が上梓された『日本政治ガイドブック〜改革と民主主義を考える〜』の執筆過程やその出版戦略について。前座として、武内真一郎さん(H9卒)が、30年近い行政学ゼミの歴史と村上先生の研究対象の変遷を絡めながら話したあと、いよいよ村上先生が登場。本を出したきっかけや狙い、内容や書き方の工夫について、裏話を交えながら興味深く語っていただきました。

→『日本政治ガイドブック』についての村上先生ご自身による紹介はコチラ http://www.ritsumeilaw.jp/column/column201409.html

 講義の中では、若手の研究者は政治理論に興味を持つ方が多いことから、ややもすると現代日本政治に対する分析や批評が政治学者の中で弱くなっているという指摘や、本書全編を通じたベースとなっている「考えない政治」への批判的な見方、また、最近のいわゆる「大阪都構想」問題をめぐる先生ご自身の立ち位置やマスコミを通じた正確な理解を促す精力的な取組についても話され、行政学者として都市問題を語る村上先生とはまた違った、“政治学者”としての一面を感じられた貴重な機会となりました。 

<第2部>17:00〜19:45 「くれしま 西院店」

 阪急西院駅にほど近い居酒屋に移動し、懇親会を行いました。挨拶の中で「私も還暦を迎え…」という村上先生のお言葉にちょっと驚いた参加者一同ですが、変わらぬ様子に安心し、声高らかに乾杯し、楽しい交流タイムが始まりました。

 第2部では、学生時代とくに村上先生にまつわる思い出話や、同期のゼミ生の近況について情報交換したり、また来春から社会人デビューする4回生が卒業生にアドバイスを求めるなど、多彩な話題で盛り上がりました。途中、星野和彦さん(H2卒)から、地域活性化に対するご自身の取組を熱く語っていただき、社会に役立つ行政学を学ぶ意義について改めて感じることができました。

このように、1年ぶり、あるいはそれ以上のお久しぶりでも、世代を超えて親しく話せたり、刺激を受けたりできる場があるのは、この行政学(村上弘)ゼミの財産だといつも感じます。

 最後は現役生を代表して、吉倉宏明さん(4回生)が一本締めを行い、来年のゼミ同窓会での再会を約して、終了となりました。

■第16回村上弘教授を囲む会の感想  立命館大学法学部4回生 牛嶋俊介

 私は今回で2回目の参加となりました。第一部のワークショップではプレゼンテーション講座を設けていただきました。短時間でチームの考えをまとめわかりやすく発表することの難しさを痛感しました。ただ、社会人の先輩方のやり方を学ぶことができたり、プレゼンテーションには何が必要かということを学ぶことができ、今後社会人となる我々現役生にとってはとてもためになる講座でした。皆さんの工夫を凝らした発表ばかりで、和気あいあいとした雰囲気の中でできとても楽しい時間でした。村上教授のミニ講座では短時間ではありましたが、最近の著作の内容に沿ってお話をしていただきました。まだ私は本を手にしていないので、さっそく本を手にして読んでみたいと思います。第2部ではお酒と料理を交えつつ先輩方や3回生と、先輩方の仕事の様子など様々なことをお話しすることができました。また、プライベートのことや、我々が社会に出る前に聞いておきたい質問まで答えていただき、第一部とはまた違うお話を聞くことができ充実した時間となりました。
このように様々な世代が交流できる機会のあるゼミも少ないと思います。とても貴重な時間を過ごさせていただくことができました。このような機会を設けていただいた事務局の方には大変感謝しております。本当にありがとうございました。

 

■2014年 村上弘教授を囲む会に参加して  2014年卒業 黄瀬奏江

 先日は、同窓会に参加させていただきありがとうございました。
 大学を卒業してはじめての秋、4月から仕事に慣れるのに必死だった私にとって、今回の回に出席させていただけたのは、とてもよい気分転換になりました。

 社会に出ると、どうしても交友関係はせまくなってしまいます。同世代の友人ならばまだ連絡をとることもありますが、自分が働く業界以外の、上の世代の方々のお話を聞くことはこんな機会でしかできません。社会人としてみなさんとお話していると、自分の視野がいつの間にか狭まっていたこと気付かされ、非常に良い刺激になりました。
 また、3,4回生のみなさんともワークショップや懇親会の中で進路についての話やゼミの内容について聞かせてもらいました。現役生の方々との新しい繋がりができたのも心から嬉しく、私ではろくにアドバイスをしてあげることはできませんでしたが、皆さんの悔いのない学生生活と望む進路の決定を心から願っています。
 そして何より、村上先生や、同期の仲間たちと久しぶりに会うことができ、非常に楽しかったです。今年は私の同期にあたる2014年卒の出席率が高く、まるで学生時代に戻ったかのように近況の報告や仕事での話をすることができました。時には先生にもアドバイスや激励のお言葉をいただきとてもよい励みになりました。

最後になりましたが、このような機会を設けてくださった先輩方に心から感謝を表したいです。今後も仕事の都合の許す限り参加できたらと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。

 

■2014年 村上弘教授を囲む会に参加して  2014年卒業 荒砂晴輝

今回3回目の参加となりましたが、今回は今まで違って社会人として初めての参加になりました。私は社会人を機に関西を離れることになったのですが必ずこの会には参加したいと思っていました。
それは初めて3回生の時に参加させていただいた時に多くの卒業生の方に多くの励ましの言葉をいただいたので自分も現役生のために少しばかり貢献できないものかという思いがあったからです。それに加えて卒業生のみなさんが色々な話で花を咲かせておられるのを見て同級生や卒業生とのつながりを大事にしたいと強く感じたからです。
そんな思いを持ちながら会場に向かったのですが、現役生は皆立派でそれぞれの進路できっと活躍してくれると確信しました。そうした現役生の姿を見て自分もとても刺激を受けました。また、社会人経験豊富な卒業生の方々のお話も自分の糧にしていきながら頑張ろうと強く思いました。
こうした会が16回も続いてるのは同窓会世話人の方々がお忙しい中準備していただいてるおかげであるとほんとに感謝しています。もちろん村上先生の人柄があってこそだと思いますが。
1部のワークショップとミニ講義、2部の懇親会、全てが素敵な思い出となりました。今後も多くの卒業生や現役生とお話できる機会を楽しみにしながらまずは来年の第17回を楽しみに待ちたいと思います。

 

■第16回 村上弘教授を囲む会に参加して   立命館大学法学部三回生 川下修司

私は今回初めて村上弘教授を囲む会に参加させて頂きました。参加して1番印象に残っている事は、OB,OGの皆さんの温かさと、情熱です。

一部で行われたワークショップでは、与えられたお題を元にOB,OGと現役生で議論を交わしました。
当初、私は議論の進め方が分からず戸惑ってしまいましたが、OB,OGの皆さんが沢山話を振って下さり、自分の思う事を存分に話す事が出来ました。また、OB,OGの皆さんの知識の多さ、アイデアの豊かさに驚かされました。
発表の際も、自分達が考えた事を淡々と話すだけではなく、聞き手にもっと聞いてみたいと思わせる事が大事だと教えられました。
そして、私の班では無かったのですが、発表の際に戦隊モノの劇をされた所もあり、大いに笑わせて頂きました。

二部の飲み会では、OB,OGの皆さんにお仕事の話や、就活のアドバイスをして頂きました。
私がお話を伺った人は、民間や公務員など多岐に渡りますが、お仕事の話をして下さった全ての皆さんの目が、キラキラ輝いていたのを覚えています。私も皆さんの様に情熱を傾ける事が出来る仕事に出会いたいものだと思いました。また、情熱を持った大人でいたいとも思いました。
さらに、就活のアドバイスでは私のグダグダな話しを、文句も言わず聞いて頂きました。そこで頂いた“自分らしさをアピールして、共感してくれる企業が運命の企業”という言葉を大事にしたいと思います。そして、就活では自分を出し切れるように今から準備をしていこうと思いました。

私は囲む会に参加して“働く”という事の意味や、目的が少しは分かったような気がします。また、学生時代から社会人の方と多く関わる事の出来る村上ゼミに入って良かったなと改めて感じる事が出来ました。
最後になりますが、このような素晴らしい会にお招き頂きまして、ありがとうございました。