「第20回村上弘教授を囲む会」のご報告

11月23日(祝日・金) 衣笠キャンパス 末川記念会館 ◆プレ企画 13:00〜 教室にて「行政学」講義見学 ◆第一部 14:45〜17:30 1．ミニワークショップ 2．村上先生によるミニ講義 「民主主義の歩みと名作映画 -『新版 日本政治ガイドブック』第6章-」 ◆第二部：17:30〜19:00 懇親会

毎年恒例となっている行政学ゼミ同窓会「村上弘教授を囲む会」も節目の20回目を迎え、卒業生21名、現役生12名が衣笠キャンパスに集合し開催されました。
今年の開催日（11月23日）は祝日ながらも「授業日」で、久々に活気あるキャンパスに集まり、懐かしい雰囲気に浸ることができました。

第1部として開催しているワークショップは、４つのグループに分かれてディスカッションを実施。多くの現役生が授業に出席しているため、社会人色の濃いテーマ「上司と部下のすれ違い」について、様々な年代・立場の視点から検討が行われました。

同じく恒例の村上先生による行政学ミニ講座は、ご本人の著書「新版　日本政治ガイドブック」から「民主主義の歩みと名作映画」をテーマにお話しいただきました。授業日ということもあり、村上先生は3限（行政学�U）、4限（公共性論）と午後から連続で授業を担当された後、休憩なしで本会にご登場いただきましたが、大好きな映画の話だけでなく、お勧めの観光地の役に立つ情報も披露され、疲れを見せることなく楽しく講義をしていただきました。

第2部の懇親会では卒業生の近況報告と、現役生が就職活動を控えた立場から卒業生に積極的に質問をするほか、1990年卒の卒業生が28年ぶりの再会を果たすという感動的な場面！もあり、今年も会場全体が盛り上がる楽しい会となりました。
次回「第21回村上弘教授を囲む会」は、2019年9月28日(土)を候補日として、企画・準備を進めてまいります。

報告：荒木浩剛（1997年卒） 

■第20回村上弘教授を囲む会に参加して 牛田 雄大（ゼミ委員長） 2018年11月23日、ゼミ同窓会(村上弘教授を囲む会)に初めて参加させていただきました。同窓会といっても私はまだ在学中であるため、現在のゼミ長として先輩方の集いを見学させていただこう、という一歩引いた姿勢で当初は臨もうとしていました。しかし最終的にそのような考えは忘れ去っていた程に、積極的に楽しませていただきました。  私は講義の関係で途中参加だったため、講義見学やワークショップについて語ることはできませんが、会場に到着した時の心境を正直に申し上げますと、あらゆる年齢層の先輩方が真剣に意見交換中であり、自分が入っていける空気だろうかと不安でした。しかしその後に村上先生の講座が始まると、先輩方は先生のお話や仕草を懐かしむように優しい目で聞き入っておられ、私はその時から、ここにいる全員がかつて今の私と同じように村上先生の下で学んでいたんだという実感をし、勝手ながら仲間意識も芽生えました。先生の講座で触れられた民主主義の歴史は行政科目で聞き覚えのあることもありましたが、立命館の正規の授業の時とは違い時代毎の該当する映画作品の解説もあり、村上先生らしさが色濃く出ておられて非常に楽しめました。  その後はレストランカルムで食事による交流会となりました。今年で20回目の集まりということもあり、あまり顔を出されない方々もお越しになっていたようで、先輩方同士で熱い交流がなされていましたが、そんな中でも先輩方は私達学生とも沢山お話をして下さり、疎外感も退屈も一切感じることはありませんでした。むしろ少し失礼だったのではないかと反省している程に、私から多くの質問もさせていただき、就活の展望を広げ不安を解消する大きな助けとなりました。個人的な話ですが私は公務員と民間を迷い悩んでいたため、多種多様な公務員や企業の方々が揃っていてあらゆる立場のお話を聞けたことが、今回最も感激したことです。 　学生の立場から全体を振り返ってみると、同じゼミ生として一体感を得られる体験があり、年代を超えて先輩方との距離を縮められる体験もあり、とまさに至れり尽くせりと言え、このような場を準備して下さった荒木さんや武内さんをはじめとする運営の方々、お話して下さった全ての先輩方、そして集いの原動力となっている村上先生に深くお礼を申し上げます。今回の同窓会を経て、私達の代のゼミもより結束していこうという気持ちになり、将来への熱意も一層向上させることができました。素直に、次もその次も参加したいと思える良い会でした。村上ゼミに巡り会えたことを感謝しております。

■第20回村上弘教授を囲む会に参加して 鈴木　寛也（ゼミ副委員長） 第20回村上弘教授を囲む会に、初めてゼミ現役生として参加させていただきました。私は第２部からの参加でしたが、OB・OGの皆さんと楽しい有意義な時間を過ごすことができました。緊張のあまり自分から積極的に話せないかなと思っていましたが、美味しい食事とお酒のおかげで緊張がほぐれ、自分から積極的に話しを聞く姿勢に変わったことは良かったと思います。国家公務員や地方公務員、民間企業等で活躍されている先輩方から就職活動においてのアドバイスを丁寧にしていただきました。色々な先輩方からアドバイスをいただいたことにより就職活動への不安が少し解消したように思います。積極的に公務員試験の勉強方法や面接の体験談をお聞きすることにより、今後の就職活動の見通しを立てることができたと感じています。また、就職活動が本格的に始まる３回生にとっては具体的に将来をイメージできる貴重な時間になったと思います。 様々な分野で活躍されている先輩と、現役学生時代から交流できる村上弘ゼミは素晴らしいゼミであり、自分自身もこのゼミに所属して良かったと感じています。卒業後も親交が続いている村上弘ゼミの団結力は凄いものであり、このように参加してくださる先輩方のように先生や仲間と親交を続けていきたいと思いました。 最後に荒木会長をはじめ、企画・準備等をしてくださった先輩の方々に心から感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

■ゼミ同窓会に参加して 三浦仁志（1990年卒） 第20回目にして初めての参加となり、若干心苦しいという気持ちをもちつつ会場に足を運びました。大学キャンパスは、私が学生だった頃と様相は変わっていましたが、なんとなくわかり、同窓会が始まるまで、ノスタルジーに浸りながら少しばかり散策。 ワークショップ、村上先生の講義、懇親会と続き、ほとんど初対面の同窓生、現役生と楽しいひとときを過ごせました。 皆さん、公務員、民間企業勤務、経営者など様々な進路を歩まれており、しっかりと考えを持って、日々、仕事に取り組まれているのだなと感じました。果たして自分は、約30年行政の仕事をしてきて、大学で学んだ成果は生かせたか・・・。 学生当時のゼミのテーマ「官僚制、地方自治と公共政策」を思い出し、行政学とは、政治学、法律学、経済学、経営学、社会学など特定の分野に留まらず様々な分野との連携により、社会システムを研究する時代の最先端を行く学問だと改めて感じた次第です。