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■ 旧エディタの時代

現在は、TR1〜TR3のレベルエディタとしてDXTre3Dという高機能エディタがありますが、2003年までは古いエディタを使って制作していました。ここでは、その期間における日本の非公式レベル界のあゆみを簡単に紹介したいと思います。



黎明期(2000年後半〜2001年前半)
公式エディタであるTomb Raider Level Editor(TRLE)がまだリリースされていない時期に、すでにレベルエディタと言えるものが存在していました。Turbo Pascalというプログラマーが作成したTREditorというエディタです。マニュアルもなく、機能も少なく、3次元マップ表示もなく、使い勝手が非常に悪いものでしたが、TR1〜3をこよなく愛し、制作意欲あふれる少数の愛好家が、レベル作成に果敢にチャレンジしていました。レベル制作に関する知識を地道に勉強して慣れていかないとエディタ自体を使いこなせなかったため、よほど思い入れが強くて根気がある人でないと制作意欲を保つのが非常に困難でした。そのため、そうした愛好家同士の情報交換が掲示板等を通してかなり盛んに行われていました。ジロブさん主催の 「TRレベル研究所」 という掲示板が開設されたのもこの時代で、情報交換の場として欠かせないものでした。出来上がるレベルは、現在のTRLEレベルとは比べものにならないほど粗雑なものでしたが、TRへの熱い情熱と開拓者精神に支えられ、チャレンジングな作品が次々と生まれていきました。なお、このころのエディタにはまだシークレット設定機能がなかったので、地形の構成によってシークレットを表現したりしていました。



過渡期(2001年半ば)
TREditorがわりと多機能になり、また動作も徐々に安定しつつあった時代。シークレットの設定もできるようになりました。依然として、本編に出てくるようななだらかな斜面や三角分割面を作成する機能はありませんでしたが、黎明期に培われた知識を前提として、敵やトラップなどの仕掛けの研究に多少とも安心して没頭できる状況が整ってきました。ただ、黎明期の後半に公式エディタがリリースされたのを機に、何人かの作者は、非公式エディタでは構想を思惑通りに実現できないという理由から公式エディタへ乗り換えてしまい、非公式レベル界はかなり寂しい状況になってしまいました。この期間のすぐ後に、エディタがあれよあれよと言う間に進化していき、三角分割面も作成可能になり、TR5レベルも作成可能になっていくのですが、当時としては非公式エディタのそのような大改訂が控えていることなど知る由もなく・・・。



エディタ発展期(2001年後半〜2003年)
TREditorがさらなる進化を遂げた時代。なだらかな斜面や三角分割面が作成可能になり、TR5のレベル作成もカバーするようになりました。よしこれで公式エディタで作れるような自然地形も作成できるぞと、非公式作者はみな狂喜したものでした。また、水流も付けられるようになりましたし、TR3南極面のトロッコの制御方法も明らかになりました。この時期は、エディタの進化とともに、テストレベルによる実験が盛んに行われました。機能的にはTRLEにかなり近づいてきたと言えますが、ただ、そうした制作環境の向上とは裏腹に、以前の作者が復帰することもなく、新規の作者も出てきませんでした・・・。



そして、新エディタの時代へ・・・





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